梅名所 京都

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春色に染まる京都、待ち遠しいですね。
うめ咲き誇る梅の名所をご案内します。

 

梅宮大社「梅・産(うめ・うめ)祭」


梅宮大社のご利益は、祭神 木花咲耶姫(木花=梅の雅称、又は梅・桜を指す)とニニギノ尊の結婚の後の即授子・安産を祝って米から酒を醸した故事による。
梅が見頃を迎える3月第1日曜日に子授けと安産、諸々の産業繁栄を祈願し、行事として神酒及び神苑の梅より造った梅ジュースを無料接待する。
 

■所在地:京都市右京区梅津フケノ川町30
■開催日時:梅・産祭 3月7日(日) 【3月第1日曜 祭礼 午前9時より】
■拝観時間:9:00〜17:00
■拝観料:神苑大人500円小人250円
■お問合せ:TEL.075-861-2730
■URL:http://www.umenomiya.or.jp/

開花状況
 http://www.umenomiya.or.jp/hanadayori.html

 

北野天満宮「梅花祭」

毎年2月上旬よりより3月下旬まで公開される梅苑には、50種約1500本の紅梅・白梅が咲き誇る。
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」という、邸内の庭に咲く梅の花を詠んだ御祭神・菅原道真公の祥月命日に当る2月25日は「梅花祭」が執り行われ、上七軒の芸舞妓による野点(のだて)が行われる。
梅苑には和魂梅(わこんばい)・黒梅(こくばい)・座論梅(ざろんばい)・緋の司(ひのつかさ)等の珍種も。
豊臣秀吉公が京洛の区域を定めその境界と水防の為、京都の四囲に築造した御土居(国指定史蹟)の一部が境内に残っており、梅苑内で同時公開される。

 

■梅苑公開: 【例年2月初旬より3月下旬】
令和3年は、1月30日(土)より公開
ライトアップ期間 2月26日(金)~3月14日(日)期間の金曜・土曜・日曜に限る
日没~20:00(閉苑)19:40(受付終了)
■梅花祭(ばいかさい) 2月25日(月)
【祭典】 10:00から約50分間(本殿)
【茶会】 10:00→15:00 花祭野点大茶湯(のだて)(三光門前広場)
■拝観時間:梅苑10:00〜16:00
■入苑料:大人(中学生以上)1000円・小人500円(茶菓子付き)

■所在地:京都市上京区馬喰町
■お問合せ:TEL.075-461-0005
■URL: http://kitanotenmangu.or.jp/

開花状況
https://www.facebook.com/kitanotenmangu/

 

 

城南宮「しだれ梅と椿まつり」

紅白の枝垂れ梅(150本)のある「春の山」は、白河上皇が城南(鳥羽)離宮を築く際に、『源氏物語』に描かれた光源氏の大邸宅、すなわち四季の庭を備えた六條院をモデルにしたといわれ、対をなす「秋の山」とともに史蹟公園になっている。
早咲きの白梅は2月の下旬から咲きはじめ、追いかける紅梅は3月中旬頃が見頃となります。

城南宮 楽水苑 春の山
城南宮 楽水苑 春の山
城南宮 楽水苑 春の山
城南宮 楽水苑 春の山

■所在地:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
■開催日時:ことしの”しだれ梅と椿まつり”は、:2月18日(木)から3月22日(月) です。
■拝観時間:午前9時~午後4時30分(受付 午後4時終了)
■拝観料:神苑大人500円小中学生300円
■お問合せ:TEL.075-623-0846
■URL: http://www.jonangu.com/

参考
梅の香のする桜花が柳の枝に咲いているそうな
観梅 城南宮の枝垂れ梅 by 五所光一郎 から
http://kyotocf.com/column/gosho_column/umemi1/

観梅案内
 http://www.jonangu.com/shidareume.html


 

随心院「はねず踊りと今様」

120329_DSC_0006-001薄紅色のことを古くは「はねず」といい、この梅も同じ名で呼ばれていた。「はねず踊りと今様」は、隨心院に伝わる小野小町の伝説(小野小町と深草少将の恋)を美しいはねず衣裳と菅笠を身に着けた少女達が踊りで披露する。
 

観梅祭(小野梅園開園)は3月1日〜3月31日

■所在地:京都市山科区小野御霊町35
■拝観時間:9:00〜16:30
■拝観料:大人1,000円中学生800円
拝観・梅園入園料金(大人400円中学生300円)含む
■お問合せ:TEL.075-571-0025
■URL:http://www.zuishinin.or.jp/

はねず踊りのご案内
日時
3月29日(日)
上演時刻:11:00~、12:30~、13:30~、15:00(計4回)
11:00、13:30の部では、京都瓜生山舞子連中様より大蛇(オロチ)。
なお、雨天時には堂内で開催

はねず踊りと今様

参考
におう梅花、匂う女御におどる男、はかなし
http://kyotocf.com/column/gosho_column/zuishinin-ume/
小野小町ゆかりの随心院の観梅会 by 五所光一郎

 

生身天満宮「梅花祭」

529552_453365738072597_419493531_n2月初旬からに3月下旬頃まで境内は梅の香で満たされる。毎年3月25日に最も近い日曜日には、ご祭神原道真公の慰霊祭「梅花祭」が齋行され、茶席も設けられる。またこの梅園で採れる梅は手作りで漬込まれ「合格梅」として各種ご祈祷を受けられた方に授与されている。全国で約12,000社ある天満宮の中で唯一、菅原道真公在世中に木像を生祠として祭祀したことから「生身(いきみ)天満宮」と称する日本最古の天満宮。
境内には紅梅・白梅など約100本の梅の木があり、梅花祭は梅の花を愛でた菅原道真をしのんで斉行されるお祭り。

422281_262278017181371_1243193346_n■所在地:京都府南丹市園部町美園町1-67
■開催日時:梅花祭 3月21日(日)13時より齋行。
■拝観時間:自由
■拝観料:無料
■お問合せ:TEL.0771-62-0535
■URL:http://www.ikimi.jp/

開花状況
 https://www.facebook.com/ikimitenmangu

 

青谷梅林 梅まつり

2021年梅まつりは、全面中止となりました。
京都府内最大の梅の産地青谷梅林(約20ヘクタール、)では、梅まつり期間中、梅林(約1ヘクタール)が無料開放される。
京都府で一番の梅の生産量125万トンを誇る城陽市青谷梅林。城州白、白加賀梅、小梅(オタフク・ダルマ)約1万本の花梅が楽しめ多くの人で賑う。
梅花を鑑賞したり、売店では梅おにぎりやドリンク、新鮮な野菜・果物・特産物(梅干し、城陽銘菓など)などの販売、また、毎週日曜日には餅つき大会も行われ、一日たっぷり楽しめる。

■梅まつり開催:例年2月中旬から3月中旬

■所在地:京都府城陽市中
■開催時間:入場自由 売店営業時間 10:00〜15:00
■料金:入場無料
■お問合せ:城陽市観光協会TEL.0774-56-4029
■URL:
http://www.joyo-kankou.jp/

 

京都府立植物園

11910041京都府立植物園には、観賞目的の花梅を主とした梅林が2カ所(正面噴水横、西方向)ある。
「緑萼(りょくがく)」「思いの侭(まま)」「楊貴妃」、玉垣枝垂、玉牡丹、白加賀などの珍しい品種をはじめ、約60品種・150本の梅が植えられています。
12月中旬ごろから翌3月下旬まで咲き続ける。
 

■時間:9時〜16時(17時閉園)
■料金: 大人200円・高校生150円・小中生80円
■お問合せ:TEL.075-701-0141
アクセス 出町柳駅から京都バス 32 34 35 37 市バス 1 植物園前下車北へ徒歩約5分
丹波橋駅のりかえ近鉄・地下鉄、または三条駅のりかえ地下鉄北山駅下車すぐ
■URL:http://www.pref.kyoto.jp/plant/

 

大覚寺(大沢池)

大覚寺境内にある大沢池の北側の「嵯峨の梅林(弥生の嵯峨梅林)」には約100本の梅が植えられています。
白砂が敷き詰められた宸殿の前には 「左近の梅」が。

■時間:9時〜16時30分(受付)
■料金: 大人500円・小中生300円
※大沢池のみは200円
■お問合せ:TEL.075-871-0071
アクセス  三条駅から京都バス 61 大覚寺下車すぐ、または京都バス 62 大覚寺道下車 北東へ徒歩約5分
嵐電(京福電車)嵐電嵯峨駅下車 北へ徒歩約20分
■URL:http://www.daikakuji.or.jp/

 

元離宮二条城

img059城内南西部の梅林を中心に、1本の木に紅白の花をつける珍種「源平咲き分け(げんぺいさきわけ)」をはじめ、しだれ梅や紅梅、白梅、桃色梅など、城内に約130本の梅が植えられています。梅林の中から、内堀や天守台を望むことができます。IMG_0210

■時間:8時45分〜16時(17時閉城)
■料金: 大人600円・中高生350円・小学生200円
■お問合せ:TEL.075-841-0096
アクセス  地下鉄二条城前駅下車すぐ

開花状況
 https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

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宝が池公園

池の南側にある梅林園には、200本近くの梅の木が植えられ、紅白の梅の花が咲き誇ります。
洛北にあるため、雪で幻想的な雰囲気になることも。
ウグイスの鳴き声やオシドリの愛らしい姿と共に、長い期間楽しめることも、隠れた魅力となっています。

例年の見頃 2月下旬〜3月中旬
■時間:園内自由(子どもの楽園を除く)
■料金: 観覧無料
■お問合せ:TEL.075-882-7019
075-781-3010 ※子どもの楽園
アクセス  叡電・宝ケ池駅下車 西へ徒歩約10分
■URL:http://www.kyoto-ga.jp/kodomonorakuen/takaragaike/

 

しょうざん庭園 梅見の宴

手作りの広大な日本庭園の梅苑をほこる。3月上旬~の見頃に合わせ、3月10日(土)から18日(日)までの期間に「梅見の宴」が催される。
上七軒の舞妓さんによるお点前もあります。

例年の見頃 3月上旬~3月中旬
■時間:9時~17時
■料金(拝観料 ): 480円
アクセス 地下鉄烏丸線「北大路」→市バス北1「北木ノ畑町」
■お問合せ:075-491-5101
■URL:http://www.shozan.co.jp

 

京都御苑

1203271_2蛤御門の近くにある梅林をはじめ、苑内におよそ250本の花が咲揃います。
九條池北側の芝地に九條家ゆかりの「黒木の梅」もあり、京都御苑が梅の甘酸っぱい香りに包まれます。

例年の見頃 2月中旬~3月中旬

■料金(拝観料 ): 苑内自由
アクセス 地下鉄烏丸線「丸太町」「今出川」
■お問合せ:京都御苑 京都御苑菅理事務所
075-211-6348
■URL:http://sankan.kunaicho.go.jp/

 

勧修寺

江戸時代に京都御所から移植された「臥竜の老梅」。親、子、孫の三代が並んでいます。
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例年の見頃 2月中旬~2月下旬
■時間:9時~16時
■料金(拝観料 ): 400円
アクセス 地下鉄東西線「小野」
■お問合せ:075-571-0048

 

下鴨神社

尾形光琳が晩年に、御手洗(みたらし)川にかかる輪橋(そりはし)の辺りを描いたと言われているのが、国宝『紅白梅図屏風』です。
輪橋の脇にある見事な枝振りの紅梅は「光琳の梅」と名付けられ、艶やかな姿で毎年見る人を楽しませてくれます。
また、糺(ただす)の森に流れる奈良の小川沿いには可憐な薄ピンクの枝垂れ梅があります。
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例年の見頃 2月下旬〜3月上旬
■時間:6時30分〜17時
■料金(拝観料 ): 境内自由
■お問合せ:TEL.075-781-0010
アクセス  出町柳駅下車 北へ徒歩10分
市バス205「下鴨神社前」
■URL:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

 

渉成園(枳殻邸)

渉成園は、東本願寺の別邸で洛北詩仙堂を開いた、石川丈山の作庭した広大な庭園が広がります。
紅白の梅が色とりどりの梅園は双梅檐(そうばいえん)と呼ばれますが、「梅の花」は穴場でもあります。

例年の見頃 2月上旬~3月上旬
■時間:9時~15時30分
■料金(拝観料 ): 500円以上(ガイドブック贈呈)
アクセス JR「京都」
■お問合せ:075-371-9210 東本願寺本廟部参拝接待所
■URL:http://higashihonganji.or.jp/worship/shoseien/

 

常寂光寺

盆梅展では、大小30鉢近くの盆梅が陳列され、九頭竜弁才天尊の本堂両脇に紅梅の枝垂れ梅が綺麗に配置されています。
小倉山の中腹にある古刹で春の訪れを感じることができます。

例年の見頃 2月中旬~3月上旬
■時間:2月下旬~3月下旬
9:00~17:00(受付は16:30まで)
■料金(拝観料 ): 400円
アクセス JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」
市バス28「嵯峨小学校前」
■お問合せ:075-861-0435
■URL:http://www.jojakko-ji.or.jp/

 

金戒光明寺

可憐な紅梅がしっとりした境内によく似合います。
塔頭の西雲院門越しにみえる白梅がさも映画の展開シーンに使われる風情です。
蓮池脇の梅、本堂前の梅と造形美とのコラボが映える隠れた梅の名所であります。

例年の見頃 3月上旬~3月下旬
■料金(拝観料 ): 境内自由
アクセス 市バス204「岡崎道」
■お問合せ:075-771-2204
■URL:http://www.kurodani.jp/

 

梅小路公園 梅まつり

梅小路公園の東南側には梅こみちと名付けられた梅林があり、約140本の梅が植えられています。濃紅色の八重寒紅や大輪の白い花を咲かせる大盃をはじめ、白加賀、冬至梅、新千鳥、新平家、寒紅梅など14種の梅が植えられています。これらの一部は下京区誕生120周年を記念して整備されたもので、毎年3月上旬には甘い香りを持った美しい花が咲きます。

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梅林中景

 

梅小路公園
〒600-8835京都市下京区観喜寺町56-3
■お問合せ:075-352-2500
■URL:http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/


 

「観梅」の写真とコラム 目次 by 五所光一郎

薫る梅林は国の宝なり

観梅 京の梅かほる

観梅 花見  枝垂れ梅 聞香(もんこう・ききこう) 楽香(らっこう) 薫梅(くんばい) 四君子 紅梅図 紅白梅図屏風 光琳梅 風神雷神図屏風 下鴨神社 糺の森 烏の縄手 御手洗川 城南宮楽水苑 智恵光院 祐正寺  尾形光琳   

梅の香のする桜花が柳の枝に咲いているそうな

観梅 城南宮の枝垂れ梅

観梅 梅見 花見 後拾遺和歌集 枝垂れ桜 しだれ梅と椿まつり 源氏物語 城南宮 春の山 平安の庭 室町の庭 桃山の庭 城南離宮の庭  中原致時(むねとき) 白河上皇   

におう梅花、匂う女御におどる男、はかなし

小野小町ゆかりの随心院の観梅会

観梅 はねずの梅 はねず踊り 観梅会 榧の大木 文張地蔵尊 文塚 古今和歌集  小町化粧の井 小町手作り市  随心院  小野小町 小野篁 小野良真 紀貫之   

気高き梅園が隠れた名所であったなら、隠れざらねば、、

智積院の梅園に佇む

観梅 楓図 桜図 松と葵の図 松に秋草図 智専之鐘  京都市東山区東瓦町 智積院 明王殿 築山泉水庭 阿弥陀ヶ峰 徳川家康 興教大師 覚鑁上人 長谷川等伯 桂昌院 東寺の河津桜 東山花灯路  京都御苑 

梅は咲いたか桜はまだかいな

黒谷の梅から東北院軒端梅を歩く

観梅 黒谷の紅梅 軒端梅 紫雲石 謡曲「東北」 聖護院 積善院 準提堂 神楽岡 金戒光明寺 高麗門 黒谷 西雲院 法成寺 法然 徳川 秀忠 江 和泉式部 熊谷直実 春日の局   

梅に鶯、文人に恋、我には餅を

観梅 清凉寺の軒端梅

観梅 花見 軒端梅(のきばのうめ) 白梅 紅梅 国宝釈迦如来立像 大涅槃図 涅槃会 嵯峨狂言 嵯峨釈迦堂 清凉寺 阿弥陀堂 聖徳太子堂 和泉式部 あぶり餅 大文字屋 森嘉 甘春堂 菅原道真 和泉守橘道貞 為尊(ためたか)親王 敦道(あつみち)親王 一条天皇中宮彰子 

烏梅・白梅・蜜梅 梅の食し方

青梅の思い出

梅 実梅 大徳寺大慈院 鉄鉢料理 梅の甘露煮のてんぷら 京料理 甘露煮 梅干 烏梅 白梅 蜜梅 斉民要術 招徳酒造の梅リキュール 鶯宿梅 梅酒にて候 紅梅あめ 泉仙 山秀 祇園小石  大福梅 天神さん 花梅 観梅 斉民要術 遣唐使 北野天満宮 

梅名所京都

観梅の記事