上賀茂特産「すぐき漬」の季節
乳酸菌が作りあげる、ホンマもんのすぐき漬け。
京都を代表する漬物のひとつである北区上賀茂地域の特産「すぐき漬」は,江戸時代からの長い歴史を持つ漬物で,乳酸菌による独特の風味で知られる京都の冬の風物詩です。
一説では、上賀茂神社の神官が賀茂川の河原に自生していたすぐきを持ち帰り、上賀茂神社の境内で栽培したのが発祥とされています。
原料となるすぐきの生産から漬物加工までを全て農家の手で行うのが特徴で,今年も収穫から加工の時期を迎えています。
すぐき漬の原料はすぐきと塩のみです。すぐきの表面を削る「面取り」や「荒漬け」,「本漬け」の工程の後,室(むろ)に入れて乳酸発酵を促し,約3~4週間ほどで「すぐき漬」ができあがります。
植物性乳酸菌の『ラブレ菌』は「すぐき漬け」から発見されました。
「すぐき」は塩だけを使った調味なしの乳酸発酵による自然漬物で、健康志向の強い方からも支持を得ています。
「すぐき漬」がお店に並ぶ季節になりました。味わい深い酸味と爽快な歯ごたえをぜひともご賞味ください。
上賀茂すぐきの秘められた効用
京漬物 / すぐき by 五所光一郎
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京都なり田
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