大原野神社の茶屋で筍二段弁当を食する。
鳥居の傍に・・・「春日乃茶屋」の案内が目に留まる。
いったい、どのあたりにあるのだろうか、よくあるつまらない店ではないだろうか、
など思いながら、参道を歩いた
平安京遷都の10年前に奈良より分祀された由緒あるところで、
「京春日」の冠がつけられている。(京春日 大原野神社)
幻の桜と呼ばれ、名に高い「千眼桜」を見入った。
こんなに見事な枝ぶり、花つきの山桜はざらには見られない。
3日頃から蕾を膨らませた千眼桜は9日には満開となっていたようだ。
散り初む14日に滑り込めた塩梅で、御衣黄とともに花見ができ胸を撫で下ろした。
一重の「千眼桜(せんがんさくら)」は、花と葉が同時に出ること、
満開となると3日ほどで散ってしまうことなどが、他にはない珍しい特徴だそうである。
これは実にいいタイミングで訪れたことと、気分を良くした。
参道途中の「鯉沢の池」の畔で、琴の音が聞こえていた。
そうも、いい加減な茶店ではなかろう気がした。
ここで昼食をとることにした。
メニューを見てみると、リーズナブルな値段が並んでいる。
大丈夫だろうか・・・と、少々心配する。
筍二段弁当1800円を注文した! これだ外観だ。 さて中身は!?
なかなかイケてる。これなら、またいただきたいと思った。
気分を良くして、仕上げに「みたらし団子」を追加した。
花見の散策途中、どこで食事をとるかは大事なことだ。
郊外に出かければ、なお更である。
がっかりさせられることが多い中、「春日乃茶屋」は裏切らなかった。
春日乃茶屋
京都市西京区大原野南春日町1152 大原野神社境内
075-332-2281
http://www2.plala.or.jp/kasuganochaya/
大原野神社
京都市西京区大原野南春日町1152
075-331-0014
http://oharano-jinja.jp/index.html
地図