とうとう師走　来年のことを鬼も見る 「師走だな」と思わせるもの。 （X’masの）ツリー、紅白（歌合戦の組表）、年賀状（のCM）…。 　昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。 　京都の師走といえ […]

京のほんまもんは大丈夫か 「船場吉兆」の不祥事報道はブランド神話に更に一石を投じ、波紋を拡げている。 食品表示における虚偽記載や産地偽装はナショナルブランドに対する信頼をも崩壊させている最中、一流ブランドや老舗ブランドに […]

人を見て法を説け 先週の三連休、紅葉狩りの人出が1日20万人と報じられていた。 幹線道路も京都駅など主要駅も、朝早くから大混雑である。 うっかりと名所や有名寺院周辺の道路に近づくものではない。 そして、寺院近くの抜け道な […]

湯豆腐は一人でやる方が似合うのだろうか 今月は晩酌という熟語によく出くわした。 京都CF!誌では、中綴じに「烏丸で晩酌」という冊子が付いているし、街頭では冊子配布がされていた。おまけに一日中オフィスに流れているアルファス […]

屏風絵に生き方を見る 残すところ5日間となった「狩野永徳展」。永徳（1543年〜1590）の作品が一堂に会するのはおそらく最初で最後であろう。まだの方はお忘れなく足を運ばれると良い。 小生は三度も博物館へ足を運び、待ち時 […]

魯山人を京都で偲ぶ 1959年10月「魯山人書道芸術個展」が京都で開かれる。 その2ヶ月後、12月21日、北大路魯山人は76歳で他界した。 生前最後となるそのパンフレットには、「或る会合で、いよいよ小生も人生の終点に近づ […]

美味求心の生き方こそが芸術作品 不遇の幼少から、書家として認められ、また美食家としての感性は日本の会席料理の形式を根底から覆し、そのスタイルを日本一の文化サロンの場「星岡茶寮（ほしがおかさりょう）」で披露し、その料理人と […]

出生の秘密から北大路魯山人を名乗るまで 北大路魯山人は、明治16年京都府愛宕郡上加茂の地で、上賀茂神社の社家（しゃけ・社務に世襲で携わる家柄）である北大路家の次男として生まれ、房次郎と名づけられる。 母の不義の子であった […]

玄人裸足に制覇した美食家の傲慢 「魯山人は京都生まれの方だったんですね。」と、メールを貰った。 鎌倉生まれの美食家だと思われていたようだ。意外に多い錯覚かも知れない。 すぐさま、「北大路の姓がついているから京都人です。」 […]

秋祭りたけなわ 秋祭り酣（たけなわ）の10月の日々が始まっている。 北野天満宮の野菜や雑穀で装われた「ずいき神輿」（1日〜5日）や粟田神社（7日〜8日）は祇園祭山鉾の原型といわれる剣鉾巡行などをはじめとして、毎日のように […]