接待なんて当たり前
~接待で重要なのは「宴席が終わってから」である~
本稿がアップされるのは3月16日の予定なので、もうネタとしては古くなっているかもしれないが、いちおう書いておく。
接待なんて当たり前。問題にする方がおかしい。
ただ、その接待の場に総理大臣の息子を同席させたのがアホなのである。
普通の接待なら誰も問題にしないのに、総理大臣の息子がいたから野党が飛び上がって喜んだのである。
しかも使ったお金が1人平均7万4千円という記事を読んで私は
「安いやないか」
と思った。祇園なら10万円越えるぞ。
たかが7万円程度の接待で何か便宜を図ってもらえると本気で思っていたとしたら、底抜けの間抜けではないか。
恐らく、その会社は今まで接待なんてやったことがなかったのだろう。人間、慣れないことをして失敗するというのはよくあることだが、総理大臣の息子がそれを分かっていなかったなんて。世も末だな。
「総理大臣の息子」のご威光で相手が怯むとでも思ったのか?
本気でそう思っていたら救いようのない阿保である。
上級職の官僚なんて腹の底では「大臣なんて飾り物」ぐらいにしか思っていない。その飾り物の息子が何か喋っても珍しがるだけだろう。
だいたい、接待で最も大事なのはその内容ではなくその後である。つまり「帰り際」のこと。
お車代をいくら渡したのか?
ここが大事なのではないか。1回飲み食いさせたぐらいで、その見返りに何かしてもらえるなんて、あるわけないやろう。
重要なのは相手に応じて握らせるものは握らせ、抱かせるものは抱かせること。それによって「信頼関係」が生まれるのである。その程度の常識も無いなんて。
まあしかし、「総理大臣の息子」というしか取り柄のない人のようだから仕方ないのかもしれない。今まで接待なんてしていなかったのに、業績が悪くなってきたから慌てて接待をして大味噌を付けてしまった。お気の毒としか言いようがない。
【言っておきたい古都がある・429】