2019年 秋のかやぶきコンサート in 迦陵頻窟
かやぶきコンサート
音楽家にとって、自分のコンサートホールを持つということは、この上ない贅沢です。日吉町の胡麻にある私たちのコンサートホール~かやぶき音楽堂~は、約250人の収容が可能であり、いつも満員になっています。
コンサートは、日本で最も季節の良い春と秋に行っています。というのは、お客さんを迎えるのに夏は暑すぎますし、冬は寒すぎますから。
2019年秋のかやぶきコンサートのご案内
この秋は、多くのピアノデュオ曲を遺してくれた、デュオ奏者にとっては宝のようなシューベルトの心に響く名曲の数々を、聴いて頂きたいと思います。以前、ザイラーピアノデュオがシューベルトのゆかりの地を訪れたTV番組「わが心の旅~シューベルト響きあう魂の調べ」を懐かしく思い出します。美しい胡麻の里の秋、美しく澄み切った空気の中で、シューベルトを是非ご来聴ください。(2019年7月 カズコ・ザイラー)
ザイラーかやぶき音楽堂 迦陵頻窟 KALAVINKUTSU
1784年(天明4年)建立された福井県大飯郡の禅寺「善応寺」の旧本堂を譲り受けて移築再建、かやぶき音楽堂として生まれ、天龍寺の平田精耕老師によって「迦陵頻窟(からびんくつ)」と命名されました。
迦陵頻窟とは「迦陵頻伽(かりょうびんが)という鳥のいる部屋」という意味です。仏教で極楽浄土にいると言われるその鳥は、美女の顔を持ち、常ならぬ美しい声を出すことから仏様のお声にたとえられているということです。
2006年に、文化庁により国の登録有形文化財に指定され、貴重な国民的財産として認められました。