魚とお酒 ごとし
魚+酒
魚料理と酒(主に日本酒)を供する店が増えている。酒の魚の相性とは何なのか? 答えはこうだ。日本には「酒肴」という言葉があるじゃないか。魚は肴であり、酒菜である。いつの世も、酒の供は、魚なのだ。
魚とお酒 ごとし
魚と日本酒というものは
無限のループを描くのだ
御所みなみにできて間もないが、既にちょっとした評判店である。営むのはまだお若いご夫婦ではあるが、「あまり店がガツガツするのが好きじゃないんで…」だそうで、40代〜50代オーバーの紳士淑女のブックマークに。また、ご同業がその実力と深夜までの営業という恩恵に浴している。
店名に「魚」と「酒」がついている時点で、もう充分な気もするが、少々補足を加えると、同店で言う「酒」とは「日本酒」だ。むしろそっちがメインの店である。奥様と共同の日本酒チョイスは「スッキリというタイプではないと思います」という、いわゆる「味が開く」ものが多い。店主の玉井さんは海辺に育ったわけではないが、昔から魚が好きで、「魚だから、日本酒になりますよね」となり(もう「当然のこと」という感じである)、日本酒を知れば知るほど魚が好きになる…という幸せな無限ループを描き続けている。
「甘鯛の酒蒸し」2000円。日本酒については、「まず(魚に日本酒が)合わんことはないと思うので」、特に料理とのカップリングは考えず、個々の銘柄をチョイス
魚とお酒 ごとし
京都市中京区高倉通二条下ル瓦町534-1
075・255・4541
18:00〜翌2:00/月休
【平均予算】5000円
おすすめ
「穴子一本揚げのネギだし」1000円。いわゆる京都味なダシと比すると少し甘めかもしれないが、ものすごく美味いし食べ応えもある。曰く、「箸休めにダシもので美味いと言うてもらえると嬉しいです」。「不老泉 三年熟成原酒」1合900円
一手間添えるように、鱗の唐揚げをあしらう甘鯛の糸造り、つぶ貝、ほうぼう、穴子、よこわ、きずしと豪華に並ぶ「お造り盛り合わせ」は2500円〜
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