中世トリビア(その9)
~善も悪も上半身も下半身もある~ 岩波書店の日本古典文学大系に収録されている『沙石集』は、ポルノ映画にたとえれば「ノーカット無修正版」である。抹香臭い話ばかり残して面白い話をばっさりカットしている小学館版とはテキストと […]
~善も悪も上半身も下半身もある~ 岩波書店の日本古典文学大系に収録されている『沙石集』は、ポルノ映画にたとえれば「ノーカット無修正版」である。抹香臭い話ばかり残して面白い話をばっさりカットしている小学館版とはテキストと […]
~死んで花実が咲くのだよ~ 昔から「死んで花実が咲くものか」と言うが(最近では言わないのかな?)これは往年のドラマとか時代劇では自殺を思いとどまらせるときの決まり文句であった。 現代でも自殺(これも「自死」と言ったり […]
~仏様でもどうにもならない事がある~ 前回では坊さんにだって恥を知らない奴とか悪いことをする奴がいるというエピソードを紹介した。今も昔も大して変わっていないということで、嘆く人もあれば安心する人もいるだろう。 むしろ […]
~坊さんだって人間だ、とは言うものの~ 今回もまた『沙石集』を取り上げるが、この本(興味のある方は岩波の日本古典文学大系本でお読みください)には「これのどこが仏教説話か?」という話も収録されている(ただし小学館版などで […]
~精進どころか肉も食らう~ 今回も『沙石集』から面白いエピソードを拾うことにするが、下風といった尾篭な話やいい加減な坊主といった失礼な話からは離れて食べ物の話にしよう。 巻2ノ9より。 病気になった僧のために薬とし […]
~いい加減が良い加減?~ 今回も岩波の日本古典文学大系版で『沙石集』のエピソードを紹介していこう。 本日のお話は「いい加減なことを言っても、それが現実のものになれば、いい加減ではなくなる」ということ。 『沙石集』巻 […]
~世の中も、神も仏も甘くない~ 今回も『沙石集』(岩波の日本古典文学大系)に基づくエピソードを紹介するが、この『沙石集』という本自体が中々ユニークである。前2回を読まれた方はもうお分かりと思うが、下風(げふう=おなら) […]
これが葵祭こと賀茂祭の神事で、真髄でした。 葵祭最後の神事に「走馬の神事」「山駈けの神事」があ.る。 行列到着のときほどの観客ではないものの「走馬の神事」では、まだまだ多くの人が・・・・ ところが、「山駈けの神事」には、 […]
10:30京都御所出発の葵祭・路頭の儀、11:40に下鴨神社に入る。 鴨川の土手で、テイクアウトの弁当もよいが・・・・・ ここで昼食を取られたらどうだろう。 祭りの日、カジュアルフレンチを町家でいただく。 行列の近くで、 […]
~観音様でも屁をする~ まず最初にお知らせから。 本稿で使用している『沙石集』のテキストは岩波書店の日本古典文学大系本です。 小学館の新編日本古典文学全集に収録されている『沙石集』とは内容に異同があります。 小学 […]