夜風が気持ちいい酒
アテと1杯の酒が楽しい。 それは街場の正しいひとり遊びだと思う。 そのためのカードをいくつもためておく。 そのカードを切った後に感じる、 京の夜風がどれだけ気持ちいいか。 【 第21回 】 2009年8月 「呑んだり、喰 […]
肩の力を抜いて、自由に語ろう…、京の街と付き合うということを。
執筆、保伊戸 宵 (ほいと よい、袖岡保之)。雑誌ミーツ・リージョナル創刊に関わる。96年から10年間、副編集長。’06年、京阪神エルマガジン社を離れ、フリーに。17年間離れていた京都へ戻って京都CF!を中心に店ネタから人、音、街コラムを執筆。当コラム「街場の演算」は07年10月号から09年09月号まで22回にわたり掲載。08年より京都電通でコピーディレクター、10年 滋賀銀行CMで環境省 環境コミュニケーション大賞受賞。
人はありがたがって京都に料理を食べにくる。 しかし、京都の人間はありがたがらずに、 お箸でフレンチを食べている。 それが当たり前と京都人がさらっと言える今、 フランス人は何で京料理を食べているのだろうか? 【第20回】 […]
お2階カフェの居心地がいいのは 「お茶する」ことが、日常からの、 「ささやかな」「ほんの一時の」逃避であることを、 素直に自分に言い含めて、お茶ができるからだ。 第19回 2009年6月 F喫茶特集、カフェの特集は、よほ […]
炭酸ガス云々なんて考えて生きなくても、 きっと大丈夫。 京都で普通に京都の人らしく生きること。 それ以上のエコはないような気がする。 第18回 2009年5月 エコ、そうエコなんだけれど、考えれば考えるほど京都暮らしっ […]
繁華と雅の谷間に顔を出すタナトス…。 だからこその自由と、 オモシロさがそこにはある。 第17回 2009年3月 たそがれ木屋町の縮図的エリア…ともいえるのが、御池〜三条の間じゃないだろうか? なんというか、木屋町とい […]
京都にいるということ=美味しい魚を食べること は、無いものねだりなのか? いや、京料理こそ、 入りにくい魚をいかにして手に入れて 美味しくいただくか…の歴史ではないか。 第16回 2009年3月 魚というと、京都の人 […]
新しい店が、トレンディなのではなく、 新しい店が産み出す絶妙な場所感が、 新しい店を寄せ付けて街をつくり、 人を呼び寄せ盛り上がるのが、 トレンディなのである。 第15回 2009年2月 新しい店に、時代の気分を求める […]
世界の都市は地下鉄・地下街によって、 歴史や文化を守って近代化を達成した。 で、やっと今、東西線な、京都なのである。 第八回 2008年5月 京都という町は、掘れば掘るほどややこしいものが出てきて、「やれ、平安時代の… […]
京都って、魚の街では決してない。 等身大の京都を知るには、 漬け物、ぶぶ漬け… いやいや、焼肉屋の暖簾をくぐるのが一番。 第六回 2008年4月 京都で何を食べるのか? という問いに関して、京野菜やぶぶ漬けというのも、 […]
コミュニケーションの、 場としての銭湯。 そこは、裸天国だからこそ、 世の中というものの、 フレームが少し見えてくる。 第五回 2008年3月 まさに街場ということで言えば、寺町三条下ルの「桜湯」なんかは、その典型とい […]
イタリアと京都、 道すがらにある、店のセンスや佇まい。 そういったものが近いのだ、きっと。 第四回 2008年1月 先月と同じような出だしであるが…10年ほど前に僕が編集したムックに「京都・大阪・神戸 レストラン&ワイ […]
街の中には、 いい音がいっぱいある。 モニターから離れ、街に出よう。 第三回 2007年12月号 酒場特集なる物を、いったい何冊手がけてきたのだろうか…。 たかだか20年弱の雑誌編集者のキャリアで何を言う…という方もお […]