「訪日外国人の殿堂」設立のすすめ
~ランクは変動があるから面白い~
さて、トリップアドバイザーの訪日外国人による国内名所人気ランキングでは伏見稲荷が三連覇なのだが、三連覇を達成したのは伏見稲荷だけではない。2位の広島平和記念資料館と3位の厳島神社も三連覇なのである。
つまりこの3年間、1位から3位までは何も変わっていないということ。
ちなみに4位の東大寺は二連覇である。3年前の5位から上って来た。来年もこの地位をキープすれば、実に1位から4位までが固定化するわけだ。
これをマンネリという。
こうなるとランキングの意味がなくなるのである。
順位が入れ替わってこそのランキングなのですよ。
同じ所ばかりが同じ位置に来ている状態が何年も続いてランキングといえますか。上位が固定されてしまって発表のたびに「またここか」と思われたらそれでアウトである。
私は上位3位(あるいは4位)まではもうマンネリの域に入っているのではないかと思う。今のうちにこれを打破しておかないと近い将来トリップアドバイザーはランキングの発表をやめるだろう。手間をかけて集計して、結果が毎年同じでは虚しくなる。マンネリに手間を掛けたがる人はいない。
ではでは、このマンネリを解消するにはどうすればよいのか?
お答えいたしましょう。
もし来年も上位が同じならば、それらの場所を「訪日外国人の殿堂」に入れ、今後はランキング調査の対象からはずすのである。
これによってマンネリ化は防げる。
訪日外国人の殿堂

この称号を与えるだけで世界遺産に匹敵する看板になるのではないか。
私はなると思う。
ちなみに、今年の4位までが殿堂入りを果たしたとすれば、新たな1位として躍り出るのが
サムライ剣舞シアター!
伏見稲荷に続いてまたもや京都市内の場所が1位を獲得するのだが。。。。。
サムライ剣舞シアターというのが、ちょっと悲しいような、面白いような。。。
何はともあれ、マンネリの上位がなくなってしまえば、このトリップアドバイザーのランキングというのは結構面白いのである。
たとえば金閣寺の乱高下。
一昨年は東大寺を押さえて堂々の4位。
それが昨年は11位でベストテン落ち。
そして今年は8位に返り咲きと。
中々のものではないか。
面白いのは昨年までは「金閣寺」として登場していたのが、今年は「鹿苑寺」になっていること。
おやおや、急に正式名称で表記するようになったのか。
しかしそれなら昨年5位で今年は13位に落ちた永観堂も「禅林寺」と書かなければならないし、一昨年13位、昨年24位、今年は14位の三十三間堂も「蓮華王院」と書かなければいけないと思うのだが。
さらにユニークなのが清水寺。
一昨年の7位から去年はランク落ち。30位以内に入らなかった。
それが今年は10位である。
この激動のランキングがたまらない。乱高下と言うなら、こちらのほうが金閣よりも嵌っている。
新参者の伏兵は京都駅ビルだろう。
何が受けたのかは知らないが、まさか大怪獣ガメラと邪神イリスの対決の場となったから、ではあるまい。
それにしても金閣はランク入りしているのに、銀閣は3年連続ランク外である。えらい差がついてしまったが、やはりモノトーンの渋いものは外国人の好みではないのだろう。それとも、金閣が文字通り金色なのに銀閣は銀色ではないので失望してしまうのかな。
【言っておきたい古都がある・192】