四千年の知恵(その23)
~戦争反対のためには弾圧も辞さず~ 前回の続き。 秦檜さんは主戦派の岳飛を排除して和平の道を進もうとする。 どうやって排除したか。 謀反の濡れ衣を着せて断罪した。 それも「莫須有(有ったかもしれない)」という […]
~戦争反対のためには弾圧も辞さず~ 前回の続き。 秦檜さんは主戦派の岳飛を排除して和平の道を進もうとする。 どうやって排除したか。 謀反の濡れ衣を着せて断罪した。 それも「莫須有(有ったかもしれない)」という […]
~正義のためには手段を選ばず~ 岳飛と秦檜。 岳飛は南宋を攻撃する金に対して幾度となく勝利を収めたが、岳飛らの勢力が拡大することを恐れた宰相・秦檜に謀殺された。 秦檜は金との講和を進め和議を結ぶが、その過程にお […]
~健康のため飲みすぎには注意しましょう~ 趙匡胤さんは大酒飲みで、ついに世の中を平和にし、言論の自由を守った。 しかし、ちょっとだけ「看板に偽りあり」の事実が残されている。 あるとき部下の諫言に腹を立てて、その部下 […]
~酒飲みは言論の自由を守る~ さて、前回まで出記したように、趙匡胤さんはそれまでの「伝統」を破って、自分が皇帝になっても前王朝の人たちを殺したりはしなかった。 中国の常識では考えられないことである。 これはその遺訓 […]
~酒飲みは世界を救う~ 趙匡胤さんの政治手法。 武力叛乱の温床となっている節度使の弱体化にも手を付ける、というところで前回の話は終った。 趙匡胤さんは「あいつらを何とかする」と言ってもいきなり君主の権限を強化するな手 […]
~酒を飲んで寝て、起きたら皇帝になっていた男~ 趙匡胤。 後周皇帝の軍人で北宋の初代皇帝になった人。 色々とエピソードのある方である。 騎射が得意で、悪馬を馴らそうと勒を付けずに乗馬しようとしたものの、城門に頭を […]
~気をつけよう。甘い言葉と広い河~ 一衣帯水。 一筋の帯のように、細く長い川や海峡。転じて、両者の間に一筋の細い川ほどの狭い隔たりがあるだけで、きわめて近接しているたとえ。 中共(中華人民共和国)でビジネスをしている […]
~中国流ごまかしの極意~ 漱石枕流。 中国西晋の孫楚は「石に枕し流れに漱(くちすす)ぐ」と言うべきところを、「石に漱ぎ流れに枕す」と言ってしまい、誤りを指摘されると、「石に漱ぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは耳を洗う […]
~人生の三つの友は音楽と文学とお酒~ 北窓三友。 白楽天(白居易)の詩で、本来の意味は琴、詩、酒の三つのこと。 今では解釈を広げて音楽、文学、酒と理解するのが良いと思う。 この三つは私の親友でもあります。 白楽天 […]
~昔の賢者は欲がなかった~ 五里霧中。 物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ること。また、そうした状態。五里にもわたる深い霧の中にいる意から。事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる […]
~本当の人材は選挙では得られなかった~ まずは郷挙里選。これを略して「選挙」と言う。 およそ2200年ほど前、中国の前漢時代の初期に政権を担当していたのは、劉邦に付き従って楚漢戦争に功績を挙げた元勲たちとその子孫 […]
~韓信さん、股くぐりの末路は悲惨だった~ 前回の続き。キリスト暦前201年、韓信さんは楚王の位を取り上げられ、淮陰侯となった。 それから4年、韓信さんは劉邦に拝謁もせずに不貞腐れて暮らしていたのだった。 そうこう […]