キツネとタヌキはどちらが悪い(その6)
~やはりタヌキはマヌケでキツネは賢いのか?~ 今回もキツネとタヌキの話。 まずはタヌキと人間ではどちらが怖いか? 斉藤助康という北面の武士が狩の帰りに日が暮れてしまった。仕方なく近くのお堂で従者と共に泊ろうとすると […]
~やはりタヌキはマヌケでキツネは賢いのか?~ 今回もキツネとタヌキの話。 まずはタヌキと人間ではどちらが怖いか? 斉藤助康という北面の武士が狩の帰りに日が暮れてしまった。仕方なく近くのお堂で従者と共に泊ろうとすると […]
~理由なく化かす狸、理由あって化かす狐~ さて今回はキツネに比べるとタヌキというのはワンパターンで独創性に欠けるというお話から。 後鳥羽上皇が水無瀬に離宮を有していた頃のこと。北面の武士に源の三兄弟というのがいた […]
~人間の方がしたたかかも~ 今回はまたキツネの話に戻る。 キツネには知恵があるが、ひょっとしたらそれは人間の知恵ではなかったかという話。 しかしまあ、キツネの知恵というのはいわゆる悪知恵なのだが、それでも知恵が […]
~やはりタヌキはマヌケなのか?~ さて前回はキツネの失敗談だったが、今度はタヌキが人を化かしたお話である。「幽霊が年を取る」なんて有り得るか? 『耳袋』より。 江戸時代、ある武家屋敷に夜な夜な妖しい影が浮かぶ。 […]
~油断大敵、キツネの化かし~ キツネとタヌキといえば忘れてはならないのが「うどん」である。 「きつねうどん」はどこでも同じ。しかし「たぬき」は違う。 京都で「たぬき」と言えば「きつねのあんかけ」だが、京都の「き […]
~狐は狡猾で狸は剽軽というイメージがあるが~ さて前回、街中に作られた広大な空間は日本なら宴の松原(正確には御所の中ですが)で欧米ならハイドパークやセントラルパーク。昼間でも薄暗いと何やらよからぬことに巻き込まれるのは共 […]
~平安貴族の庭も広域避難場所だった~ 平安時代、内裏の西に宴の松原と呼ばれた大きな空き地があった。饗宴のための広場とも,内裏を建て替えるときのための余地とも考えられているのだが、ともにその事実がなく明らかではない。要す […]
~信心深くはないが宗教的考えは容認する~ 前回、「バチがあたる」ことがあると思っている人が増えているという話をしたが、その理由として「頑張った人は報われる。悪事は必ず罰せられる」という考えが強くなっているらしいとも言わ […]
~日本は無条件降伏などしていない~ この連載もとうとう400回を迎えた。よくもまあ続いたものである。今まで私が自分の好きな事ばかり書くのを何の文句もなく掲載し続けてくださった京都cfの編集部に感謝である。 で、今回は […]