仏の迷い道(その2)
~隠すほど現れる~ さて、江戸時代の笑話集『きのふはけふの物語』に描かれたお坊さんたちの行状を笑い飛ばしながら社会の様子を見てみようという企ての2回めは、不女犯、不殺生という建前は隠そうとすればするほど現れてしまう、と […]
~隠すほど現れる~ さて、江戸時代の笑話集『きのふはけふの物語』に描かれたお坊さんたちの行状を笑い飛ばしながら社会の様子を見てみようという企ての2回めは、不女犯、不殺生という建前は隠そうとすればするほど現れてしまう、と […]
~仏道は仁義なき戦いの世界~ 今回から新シリーズであるが、前回の「五郎兵衛さんの京都」でも見たとおり、江戸時代には坊さんを揶揄した笑い話が多い。 そこで今回はその坊さんを笑い飛ばした話を集めて昔の社会の様子を覗いてみよ […]
~今も昔も人は変わらず~ 元禄時代の京都で活躍した落語家の元祖・露の五郎兵衛さんの噺を集めた『軽口露がはなし』をネタ本にしたシリーズもいよいよ最終回。 そこて少し変わった話を。 巻四第十五。 隠居しているお姑さん […]
~忘却とは忘れ去ることなり~ 江戸時代の元禄期半ばに活躍した落語家の元祖・露の五郎兵衛さんが残した『軽口露がはなし』には、お笑いよりも哀愁のほうが漂っている噺もある。 巻三第十五のエピソード。 ある所(場所は明記さ […]
~やはり落語家の元祖~ 江戸時代中期の京都で活躍した初代露の五郎兵衛の噺を記録した『軽口露がはなし』に基づいてその当時の京都の様子を見てきたわけであるが、「下半身ネタ」や「坊主ネタ」の他に「王道ネタ」というのか、いかに […]
~生臭坊主の生き様~ 江戸時代中期に京都で活躍した落語家の元祖・露の五郎兵衛さんの噺を集めた『軽口露がはなし』に基づいてその当時の京都の様子を垣間見て楽しもうという意図で続けてきたシリーズもいよいよ最終コーナー。だんだ […]
~やはり落語のルーツはここにあった~ 落語家の元祖と言われる露の五郎兵衛さんの残した『軽口露がはなし』に基づいて江戸時代中期の京都の様子を見てみようというシリーズだが、前回ご紹介したエピソード「神様も洒落を言う」でひと […]
~神様だって洒落を言う~ 前回は江戸時代中期に活躍した落語家の元祖・露の五郎兵衛と現代に活躍した二代目露の五郎兵衛とを絡めて紹介した。 そこで前回からの宿題になっている話だが、高貴な家の奥方に夜這いをかけた男の名前が […]
~艶笑譚、秘すれば花の下半身~ 「落語家の元祖」として江戸時代中期に京都で活躍した露の五郎兵衛さんが残した『軽口露がはなし』を読みながらその当時の京都の様子を垣間見ようと試みているシリーズだが、今回は少し趣向を変えて現 […]
~昔も今も変わらぬものあり~ 「落語家の元祖」露の五郎兵衛さんの咄しを集めた『軽口露がはなし』をネタ本に、そこに描かれた元禄時代の京都の様子を見てきているわけだが、こういう古典を読んでみると、今も昔と代わらないものがあ […]
~出もの腫れ物ところ嫌わず~ 江戸時代の元禄期に京都で活躍した「落語の元祖」露の五郎兵衛さんの話芸を聞き書きにして残した『軽口露がはなし』をネタ本にして江戸時代中頃の京都の様子を覗いてみようという試みをしているわけだが […]
~仏教が暮らしに根付いていた~ さて、落語の元祖と言われている人は京都の露の五郎兵衛、大坂の米沢彦八、江戸の鹿野武左衛門だが、それぞれ『軽口露がはなし』、『軽口御前男』、『鹿の巻筆』という本を残している。ただ、ご本人が […]