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    京都ミステリー紀行

    昔の拷問(後編)

    ~江戸時代の拷問の意外な実態~

     前回に引き続いて今回は江戸時代の拷問の話に移る。
     時代劇ですっかりお馴染みになっているが、江戸時代の拷問は杖で叩くわ、石は抱かせるわ、逆さ吊りにするわ、水責めにするわ、海老ぞりとか、色々とテレビで見た方も多いと思う。

     

     同心が「吐けーっ」とか言ってバシバシと叩きまくる。それで自白させられて証拠もないのに打ち首獄門。なんてのは嘘。

     江戸時代に拷問が許されたたのは証拠があるのに容疑者が罪を認めない場合だった。
     証拠があるのにふてぶてしく白状しない場合、やむなく拷問にかける。現在では本人がいかに自白しようとも、証拠がなければ罪には問えないが、江戸時代はいかに証拠明白でも自白がなければ断罪できないのが建前だった。つまり容疑者が犯罪行為を認めて初めて罰を科すことが出来た。
     要するに、「恐れ入りました」と幕府の威光に頭を下げさせる必要があったと。まあ、無駄な規定なのだが。

    海老責め

     そこでその拷問だが、厳密には責問と拷問があり、責問は笞打ち、石抱えの2種であり、拷問は海老責めと釣り責めを指す。
     「御定書百箇条」によると、殺人、放火、盗賊、関所破り、謀書謀判の重罪を犯しながら、証拠があっても白状しない者、仲間が白状しながら本人が自白しない者にかぎり拷問が許された。これは厳重に守らねばならなかったのである。

    そして責問は奉行の許可で出来たが、拷問には老中の許可が必要だった。だからそう簡単に出来るものではない。
     しかも拷問責問をやるときは立会人がいたから無茶なことも出来ない。

     江戸時代の拷問で我々の常識とは逆なのは、「証拠がないと拷問は出来なかった」ということ。
     現在一般の認識では、「証拠がないので拷問にかけて自白させようとした」というものだが、そんなパターンはそもそも無かった。あれは時代劇の中だけの話。

     それでは、江戸時代の錦絵などに残っているあの拷問の絵は何なのか。
     やってもいないことをやったと言っていたのか?

     あれは「犯罪撲滅キャンペーン」である。

     悪いことをするとこんな目にあうぞ、という恫喝的啓蒙策。

     20年以上前だったか、覚醒剤撲滅キャンペーンで

    「あなた覚醒剤やめますか。
     それとも人間やめますか」

     というのがあったが、あれと同じ。悪いことをしたらこんな目(拷問)にあうぞ(だからやめろ)というメッセージなのである。

     それともうひとつ、「御定書百箇条」にあるように、拷問が認められたのは「重罪」に限られたわけだから、単純な泥棒ぐらいで拷問にかけられる事はなかった。
    ついでにもうひとつ。「関所破りは天下の大罪」ではあったが、これで死刑になったのは盗賊とかそれ以外に死刑に相当する罪を犯していた悪人たちだけ。普通の人、たとえば駆け落ち者が関所破りをして見つかっても、「道に迷った」と言えば許してもらえたのである。
     
     江戸時代は本当に封建主義だったのか?

    【言っておきたい古都がある・265】

     

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