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    観光立国と京都と(その3)

    ~「おもてなし」はすでに出来ている~

     さて、「観光立国の隠されたキーワード」「何事も当たり前だと思うな」ときて、今回は「おもてなし」である。これは観光立国の表のキーワードでもある。

    yamasiro_ 413 この言葉は本来、観光立国ではなく、東京ににオリンピックを誘致するためのキーワード(殺し文句)だった。まあ、たくさんの人に見に来てもらわなければならないので「おもてなし」も必要ではあろう。
     しかし、実は今更そんなことを言うのは「遅れている」のである。
     どういうことか?

     もう、かれこれ5年ほど前のことになる。
     イギリスで発行されている「ワンダーラスト」という富裕層向けの旅行雑誌が毎年恒例の各種ベストテンを発表した。
     読者投票で決まるのだが、この雑誌の読者なら誰でも参加できるわけではない。「一週間以上の海外旅行を年に二回以上した人」だけに投票権があるのだ。
     結構ハードルが高いのだな。

     で、その年の「ワンダーラスト読者投票」の国別ランキングで日本が1位になったのである。(ちなみに、都市別ランキングでは京都が2位だった)

     そこで気になる1位の理由なのだが、

    「日本人は親切だ」

    というのである。
     たとえば、道が分からないとき、たいていの日本人は英語がたどたどしくても一所懸命、丁寧に道順を教えてくれる。中には、英語は分からないが道は分かっているので「カモン」とか言ってわざわざ案内してくれる。
     その他、本当に誠実に対応してくれると。

     つまり、何のことはない、「おもてなし」なんてすでに出来ていたのである。
     

    高知を舞台に描いた同名小説映画化『県庁おもてなし課』
    高知を舞台に描いた同名小説映画化『県庁おもてなし課』
     「おもてなし」というのは「美味しい会席料理を出す」ことでもなく、「オールジャパンでお迎えする」ことでもなく、実は何のてらいもない「ごく普通のふれあいがある」ということだったのだ。
     たとえて言えば(以前、この連載でも書いたが)電車の中で「優先座席を空けておく」というのは「おもてなし」ではなく、体調の悪そうな人などがいたら「自分の座っているのが優先座席でなくても代わってあげる」というのが「おもてなし」ではないかな。

     お上の言う「おもてなし」とは具体的にどんなものかは寡聞にして知らない。ただし、その一端を窺わせてくれるニュースがあった。

     観光庁がやった外国人観光者誘客事業のうち、29の事業では訪日外国人が1人も増えなかったことが判明した。それらの事業のために投じられた税金は9000万円である。
     実は他にも、そもそもどれだけの成果があったかを検証していない事業もたくさんあって、それらを検証すれば無駄に消えた税金は確実に1億円を超えるだろう。
     お役人が外国の観光会社の担当者らを招待してあっちこっち案内したのだろうが、一体どんな「おもてなし」をしたのだろうか。
     気になる。

     こうなると、お上の言う「おもてなし」というのは、実体は「表無し」で、「表のキーワードは無し」であって、あるのは裏のキーワードだけ、という事なのかもしれない。
     
     「おもてなし」に関しては、ある人が東京のレストランでのかなり酷い接客態度に腹を立てて、「こんなことで東京オリンピックのおもてなしなんて出来るのか」と憤慨しておられた。
     しかし、レストランの「おもてなし」の基本はいわゆる「サービス」で、お客さんも最初からそこそこのものを期待して来る。それに応えるためのマニュアルどおりの接客は「おもてなし」と言えるかどうか、悩ましい。
     もつとも、上記の人はその「マニュアルどおりの接客」すら出来ていなかったから憤慨されたのだろうが。
     やはり「日本人は親切だ」と評価してもらえるというのは「まさかそんなものは期待していなかったのに」という「ふれあい」の問題なのだろう。
     今回は京都にまで話が進まなかったが、それはまた次回に。。。
    (来週に続く)

    【言っておきたい古都がある・93】

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