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    京都ミステリー紀行

    踏切の自縛霊

    ~名所になるから人が来る~

     JR山陰線の京都市内を抜けかけたところにある踏切には自縛霊がいるとか。

     


      車でこの踏切に差し掛かった商店主が、踏切の中に老婆が立っているのを見た。その老婆に呼ばれるようにして踏切に侵入しそうになったら、一緒に載せていた犬が激しく吠えたので我に返り、ブレーキをかけたら、その直後に列車が来たという。

     また他の人は特に自殺をするつもりでもなかったのに、何故かフラフラと踏切に入ってしまい、そのまま佇んでいた。列車が近付いてきた時、ハッと我に返って踏切から飛び出た由。

     この手の話の定番かもしれない。寂しがり屋の霊が仲間ほしさに人を呼ぶのだそうである。勝手に呼ぶなよ、と思うけど。

     「自殺の名所」とされている場所はそれだけで先入観を与えるので暗示にかかりやすい人には「見える」かもしれない。
     同じ場所で何人もの人が自殺する。だから「霊に呼ばれたのだ」とされたりするわけだ。

     極端なことを言ってしまえば、踏切に飛び込んで自殺したければ別にどこの踏み切りでもいいわけである。にもかかわらず、特定の踏切に集中する。
     これは心理的な問題ではないか。

     人間、自由がありすぎるとその自由をもてあまして何も決められない。つまり、「どこでもいいから好きな踏切に飛び込め」と思ってもどこを選べばいいかわからない。そのとき、「みんなここに飛び込んでる」という踏切があればそれを選んでしまうと。それが各地の「自殺の名所」と呼ばれるものだ。
     決して霊が呼んだわけではない。

     幽霊の正体見たり枯れ尾花。「ここは自殺者が多い」という先入観が老婆の姿を見せたり、過労気味であったり悩みがある人を呼び込んでしまう。その人たちを無意識のうちに縛っているのは霊ではなく先入観だと思う。
    (完)

     さて、長らく続いていたこの連載も、いよいよ来週が最終回である。
     といっても私のネタが尽きたわけでもないし、内容にクレームがあったわけでもない。
     この京都CFの更新が7月いっぱいで終わるのである。
     そこで私のコラムも次回で444回目という、4が三つ並ぶキリの良い所で終わらせることにした次第。
     さて、どんな話題にしましょうか?

     
    【言っておきたい古都がある・443】

    谷口年史

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    谷口 年史(たにぐち・としふみ)

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