とかく博打は(その1)
~ギャンブルは人間の悪友か?~
しばらく前、有名(らしい)スポーツ選手が違法のカジノに行っていたとかでニュースになっていた。どうやら外国に遠征した折、彼の地で合法のカジノに入って味をしめ、あろうことか本邦では違法のカジノに通ってお咎めを受けたようである。
べつにカジノに行きたければ香港とかマカオに行ってやればよいのではないのか。ラスベガスなんて超有名だし。
今はゲームというのはパソコンとかスマホとかで中々凝ったのができるそうで、ルーレットのセットなんて売ってるのかな。
スポーツ選手が違法カジノに行くなどという不祥事を二度と起こさないためにカジノを公認せよ、と言ったら袋叩きになるか。。。
昭和の時代、ラスベガスのスロットマシンで大穴を当てた往年の名歌手は絶賛され、バカラで大負けした国会議員はボロカスに非難された。悲喜こもごもである。
江戸時代のお寺というのは仏事もやったが集会所にもなり学校にもなった。展示場でもあったしカジノでもあったわけである。
日本でも博打なんて大昔からある。天武天皇もやっていたらしい。ただし、ゲームとして楽しむのはよいが、物を賭けてはいけなかったようだ。これでは面白くないかもしれない。
『古今著聞集』から話を拾ってみよう。
延喜4年(904)9月14日、右小弁清貫が寛蓮法師を呼んで囲碁をしたが、これに中国伝来の織物を四反も賭けた。で、貫蓮法師が勝って織物をせしめたと。
位の高い坊さんも賭けをしていたのである。
承平7年(927)正月11日、右大臣と中務卿が囲碁をしたが、この時お金を賭けた由。
ついにいわゆるギャンブルをするようになったと。政治家も昔から賭けをしていた。その当時に週刊誌や夕刊紙やインターネットがなくて良かった。あったらスキャンダル暴露の古典が岩波書店の全集に入っていたかもしれない。
(来週に続く)
【言っておきたい古都がある・188】