諸説☆天神さんの七不思議 / 北野天満宮
菅原道真公の御誕生日である6月25日と薨去(こうきょ)された2月25日に由来しています。
参道には早朝6時頃~夜9時頃まで露天が所狭しと立ち並び、日没から境内はライトアップされています。
350の石燈籠と250の釣燈籠にあかりが灯されると、国宝の本殿をはじめとする社殿が美しく浮かび上がり、昼とは違った幻想的な雰囲気となります。
そして、2月25日は「梅花祭」で、ほのかに香る梅の香に誘われ一層の賑わいとなります。境内散策の折に、北野天満宮の七不思議を追いかけるのも楽しみ方のひとつですよ。
いくつご存知ですか・・・ひとつ一つに注目して巡ってみてください。参拝がより印象深いものになりますよ。
その一 影向松(ようごうのまつ)
その二 筋違いの本殿(すじちがいのほんでん)
その三 星欠けの三光門(ほしかけのさんこうもん)
その四 大黒天の燈籠(だいこくてんのとうろう)
その五 唯一の立ち牛(ゆいいつのたちうし)
その六 裏の社(うらのやしろ)
その七 天狗山(てんぐやま)
巷に飛び交う七不思議には・・・こんなものもあります。
上七軒(かみしちけん)にお茶屋は五軒!?
室町時代に北野天満宮の再建の際に残った資材を使って7軒の茶店が建てられたことから上七軒と呼ばれるようになった。
電線が地中に埋められ往時の景観が偲ばれるようになった上七軒。てくてくこちらを散策して、指折りお茶屋さんを数えてみると・・・京都で最も古い歴史を持つ花 街・上七軒。当時、秀吉が北野大茶湯を開いた時に上七軒の茶店が団子を献上し大いに誉められたと伝わる。その頃付近のお茶屋さんは「千軒」もあったの記録もある。西陣との結びつきも深く、その後も花街としての繁栄が続いていました。
しかし、数えてみるとお茶屋さんは5軒。春の「北野をどり」も賑わしいのだが、いったいいつから五軒に・・・。
天神さんのほんとのお守りは「雷除け」!?
菅原道真は学問の神様として全国的な篤い信仰を集め、「合格祈願」の筆頭として知らない者はいない。道真公は幼い頃から勉強熱心で最 年少で国家試験に合格し、右大臣にまで上り詰められた由縁からか、境内の絵馬札所で受験生のものと思われる以外のものを見たことがない。お守りも受験生向けのものが人気で、ここで授かり縁者へのお土産がわりに、プレゼントにと求められている。
現在授与さているお守りの数々は・・・http://kitanotenmangu.or.jp/prayer_amulet.php
しかし、道真公を祭神とし創建されたのは・・・・・怨霊から解き放たれる由縁であった。その象徴的なお守りは「雷除け」だったといわれる。(雷除大祭 6月1日 雷除守札授与:5~19時頃)
延喜3年(903年)、菅原道真が無実の罪で配流された大宰府で没した後、都では落雷などの災害が相次いだ。これが道真の祟りだとする噂が広まり、御霊信仰と結びついて恐れられた。そこで、没後20年目、朝廷は道真の左遷を撤回して官位を復し、正二位を贈った。天暦元年6月9日(947年)、現在地の北野の地に朝廷によって道真を祀る社殿が造営された。
この類なら、まだまだあります。またあらためて・・・。