西陣の日蓮六山の桜たち / 立本寺
七本松通に面した表門(高麗門)から境内へ入ると、少々荒れ気味の堂宇だが、本堂・祖師堂・鬼子母神堂(刹堂)・鐘楼・方丈・客殿・庫裡などは江戸時代の建築で京都市の文化財に指定され、往時の優勢が感じられる。
境内は溢れんばかりにソメイヨシノが咲き乱れている。桜の園のようだ。
普段の境内はお年寄りや子供の遊び場になっていて、開放的な親しみやすい寺院で、
宗教が庶民の中で息づいていたお寺の様子が残された、市内でも数少ない寺院である。
木々の枝には、あちこちに標語やことわざの木札が吊るされている。
達筆な文字は僧侶の手によるものか、ふりがなも丁寧にふられていた。
立本寺は、日蓮上人の孫弟子にあたる日像上人によって開山された寺院の一つで、妙顕寺(上京区寺之内通堀川東入る)、妙覚寺(上京区上御霊前通堀川東入る)と並ぶ法華系京都十六本山の三具足山である。
前に訪れたのは・・・確か梅雨の頃だったか・・・、本堂でおまいりした。・・・コチラ
観光寺院とは一線を画した、近隣の町と共に生活していることを感じられるところがいい。
有名寺院だけが宗教ではないのである。
立本寺
〒602-8345 京都府京都市上京区七本松仁和寺街道上一番107
075-461-6516
ryuhonji.nichiren-shu.jp
地図
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