春の六斎念仏踊
今夜は吉祥院天満宮・29日は伏見稲荷御旅所
既に山崎聖天(乙訓郡大山崎町)と嵯峨釈迦堂(右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町)は終わっている。残る一つは4月25日の吉祥院天満宮(南区西大路十条西入ル北)、もう一つは4月29日の伏見稲荷大社御旅所(南区西油小路東寺道角)である。
春の宵に幼子の手を引いて、まず吉祥院天満宮春季大祭で奉納される吉祥院六斎念仏踊りにでかけられてはいかがだろうか。
菅原道真公のへその緒が納まる胞衣塚(えなづか)のある菅原家の邸宅地跡にあたるところだ。
昔から六斎念仏が盛んなところで、緑豊かな境内には舞楽殿もある。
道真の祖父清公が遣唐使の帰りに、海難にあった折吉祥天女の霊験を得て救われたことから、菅原家の氏寺として吉祥院を建立した。。その後承平四年(934年)、同地に朱雀天皇により刻まれた道真公の像が祀られ、吉祥院天満宮が創建された歴史を持つ。
〒601-8331
京都府京都市南区吉祥院政所町7
075-691-5303
地図
4月29日夕刻7時半には、稲荷祭の御旅所で氏子奉納の中堂寺六斎念仏踊りも演じられるようだ。
稲荷祭(稲荷大社)は五条通を境に南北を祇園祭(八坂神社)と二分する氏子域である。
その御旅所は、「石玉垣」に囲まれうっそうと樹木が茂っているが、普段の静けさとは様変わりし大層賑わう。
神輿駐輿中の境内は、縁日さながらの屋台が立ち並び、弘法市からしても、東寺の守護神である稲荷大社の参道からしても、縁日屋台に馴染み深い所で、今も寂れていない為かもしれない。
バーチャルな液晶画面の遊びから離れさせ、リアルな遊びに触れさせる絶好の機会である。
金魚すくいにも、ヨーヨー釣りにも、リセットボタンがないことは分かるだろう。
バーチャル戦闘ゲームでは、リセットボタンひとつで、相手も自分も直ぐに生き返れ、痛みの実感など伴わない。そんな刷り込みが幼子に宿らないことを祈る。
〒601-8416
京都府京都市南区西九条池ノ内町98
075-681-2616
inari.jp
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