尼寺に咲いたアイリス / 得浄明院
尼寺得浄明院の庭
得浄明院を目指して、白川の橋を渡ると古門前である。
新緑の柳が目にやさしく、華頂の女子大生の通学にもであい、なんとなく華やぐ。
華頂短大の校門には法然上人の幼少の頃「勢至丸」の像が、この一帯は浄土宗知恩院の塔頭が建ち並び、知恩院さんが管理する寺域である。右の写真の正面は知恩院の黒門だから、その前の道路の中央に「瓜生石」があるはずだ。粟田祭には粟田灯呂で賑わうところである。
その手前左手に、「松風天満宮」「得浄明院」がある。
信州善光寺の京都別院として建立されたお寺で、建物は大小の差こそあれ同じとなっている。
開山上人の誓圓尼公(信州善光寺大本願第百十七世・伏見宮家第三王女)が、当時、信州までお参りするのは大変であろうとしてこの地に創建されたもので、特別公開時には善光寺同様に「戒壇廻り」ができる。
尼寺での「いちはつ観賞会」に、境内に用意された毛氈の床机と尼僧が印象的であった。
信州 善光寺別院 得淨明院
〒605-0062
京都市東山区知恩院山内林下町
075-561-3767
(特別公開は先週で終了しています。ご注意ください。)
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