大人のランチなら割烹なかじん
ご近所ランチをと 「炭火と天ぷら 割烹なかじん」を覗いた。
六角通を烏丸から東へ高倉通へ、角から北へ2軒目にある。
店内は入るとカウンターに椅子が8席、厨房が客席の2倍ほどの広さに見える。
店内は入るとカウンターに椅子が8席、厨房が客席の2倍ほどの広さに見える。
器が処狭しと棚に並び食器棚に仕舞われている。
骨董屋通いで手に入れたとわかる古めかしい食器棚である。
主は、古川町商店街で蕎麦を打っていた「虚無蕎望なかじん」から、3年前にここへ移ってきた男である。
紆余曲折あって、蕎麦で知れた主は割烹に転じたのである。(紆余曲折が気になる方は・・・コチラ)
ご近所でありながら、何回行っても満席で断られっぱなしだったのが、今日叶ったのである。
小生にとっては記念日のようなものである。もっぱら予約を入れなきゃ席は取れないのは当然なのだが。
気まぐれに生きているから仕方がない。
小生にとっては記念日のようなものである。もっぱら予約を入れなきゃ席は取れないのは当然なのだが。
気まぐれに生きているから仕方がない。
主は言葉を交わしながら、こちらの食べる様子を伺い、次の皿の準備の加減を計ってくれている。
早すぎても食べ頃を損なう、遅くては客は苛立ち間もちも悪い。出来上がりとサーブのタイミングは、料理人と客との真剣勝負であることがわかる。
早すぎても食べ頃を損なう、遅くては客は苛立ち間もちも悪い。出来上がりとサーブのタイミングは、料理人と客との真剣勝負であることがわかる。
蕎麦かと思いきや、うどん(麦切り)だという。デュアルセモリナとうどんがハイブリッドに融合された創作の逸品である。
牡蠣の殻割りもうどんの細切りも、カウンター越しのパフォーマンスを楽しみながらいただけた。
蕎麦猪口でそばつゆをいただくかのように、うどんつゆをいただく趣向がある。
岩塩が置かれた。次の天ぷらの合図である。
器の土の温もりと釉薬(みょうやく)が戯れる遊び心に関心が向かう。
陶器に話を向けると主の焼いた器も使っているという。この箸置きも作品のそのひとつであった。
陶器に話を向けると主の焼いた器も使っているという。この箸置きも作品のそのひとつであった。
それどころでない、皿の幾つかもそうだった。いや、この炭火の入る大型コンロも自作だと、控え目に言った。
そうこう話すうちに、器に天ぷらが運ばれた。
そうこう話すうちに、器に天ぷらが運ばれた。
ご自慢の地鶏と野菜の天ぷらを選んだ。ご飯も旨い。粒のたつ白飯のお替りをお願いして二膳。
仕上げは特製のあんみつを選んだ。
グルメライターではないのだから、素材や味わいの細かな薀蓄と表現は控えよう。時の流れ方を感じ取っていただけば、自ずから評価はわかる筈である。
本日は3500円+300円。
ランチセットは1500円から用意されているので、入ってみない手はない。
違いの判る大人のランチを作ってくれた主、中村一臣の見送りにワンショットいただくことにした。
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