壬生寺が黄金の光を放つ/万灯会
壬生寺には、お盆の期間の8月9日~16日に万灯供養会(まんとうくようえ)という行事があり、 その初日にあたる9日を精霊迎え火といい、 その日は本堂の前に作られた舞台で壬生六斎念仏が奉納される。
最終日の16日は精霊送り火と呼ばれ、 中堂寺六斎念仏が奉納され 、大文字送り火とともに先祖をお送りしている。
50年ほど前までは、壬生狂言の時といい万灯会の時といい、
境内は無論のこと狭い仏光寺通は物見客で溢れかえったという。
杯に大文字を写し 飲み干す といえば →→ お精霊さんと京野菜
静まり返った境内で、本堂を浮かびあがらせる灯りに癒され、夏の夜を過ごさせてもらった。
ここには観光客もいない。 先祖の供養にお迎えのおまいりをする真摯な人の姿が、ちらほら伺えるほどである。 今あることに感謝の念を抱く人なのであろう。
日常は4時半に閉門される山門は、この時間にも開かれていた。
夜間拝観料など不要である。写真撮影も許されている。
ご先祖様や 亡きお方様のお精霊さんは、もうご自宅にお帰りになられているだろうか
。
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