回想/ 紅葉寺”赤山禅院”をゆく。
好天に恵まれた祝日の23日だった。修学院を散策し紅葉狩を楽しんだ。
コースを迷ったのだが、円光院、曼殊院から、赤山禅院までを歩いてみることにした。
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特段下調べをしていたわけではないが、赤山禅院で数珠供養が執り行われていることを知っていたので、その時間には、赤山禅院に到着したい思いであった。
その所為で、円光院、曼殊院は駆け足になってしまった。
いよいよ赤山禅院(せきざんぜんいん)である。山門前に数珠供養の案内がでている。
思わず、足早に参道を進むことになる。
色づいた森の木々がまるで手招きしているように思える。門を潜ってゆくと、その両脇から伸びた枝葉が天空を遮り、小生を包み込んでくれる。
また、その可愛いく小さな掌は重なり合い、色とりどりにキラキラとしていた。
数珠供養では比叡山大阿闍梨のお加持が行われていた。
陰陽師の仕業かと思いきや・・・・・
そもそも、赤山禅院は比叡山の西麓にある延暦寺の塔頭で、慈覚大師円仁の遺命により888年(仁和4)天台座主安慧が創建。
本尊には陰陽道の祖・泰山府君(赤山明神)を祀り、神仏習合の最たるお山として今日に至る。
境内を歩くと・・・オヤッ! 紅葉と桜が一緒に咲いている。赤山大明神の前である。
泰山府君の仕業かと・・・否、この桜は寒桜で、お呪いで狂い咲きしたわけではなかった。
陰陽道の祖・泰山府君(赤山明神)は、かけ寄せの神として商人の信仰が篤い。5日に詣でるとよく集金できるといわれている。
また、京都の表鬼門にあり、王城鎮守、方除けの神として信仰が篤い。
拝殿屋根に瓦彫の神猿を見つけた。京都御所を見守っているという。
境内は紅葉まつりに相応しい色づきで、大層楽しむことができた。
愛宕山の峰々も遠くに伺う事ができ、誠に清々しい気分になれる。
順路に沿って境内を歩いてみると・・・ダイジェスト。
赤山禅院 (せきざんぜんいん)
左京区修学院開根坊町18
075-701-5181
http://www.sekizanzenin.com/index.html