南禅寺お屋敷町の野村財閥の花菖蒲
今年の開花はずいぶんと遅れていたが、やっと見頃を迎えた。
午前中の内にと、南禅寺の散策のあと立ち寄った。
松林の間に、赤紫に青紫、白と、花菖蒲は咲いているようである。
手入れの庭師の姿も見える。
亭主は今しがた出迎えの社用車で出かけたところで、見送りの番犬が長屋門に姿を隠したところだ。
水無月に入ったときの下見ではこうだった。
そして、去年は・・・こうだ。
いつ訪ねても心休まる時間と空間がのこされている場所である。
★碧雲荘(非公開)
河内家原寺心礎と出所不明の出枘式心礎が存在する。
元は南禅寺塔頭跡地。西隣に清流亭がある。
野村徳七氏(野村財閥の創始者、旧大和銀行・野村證券などを束ねる)別邸・現野村證券所有・非公開 とされる。
造庭は小川治兵衛(植治)とその長男保太郎(白楊)と云う。(大正年中に作庭) 敷地7000坪。
見取り図
http://www.nihonnotoba3.sakura.ne.jp/2007to/hekiun_z01.jpg