美味い! 京都ホテルオークラ・お得感で玉にキズ
前回は2階の「テラスレストラン ベルカント」 で創業記念ランチ(2180円)を堪能させて貰い気を良くしていた。
調子に乗ってやってきたのが、京都ホテルオークラの地下の中国料理「桃李」である。
食べるラー油の人気沸騰の延長でか、客足はまだまだ順調そうである。
席に着くなり差し出されたメニューは「桃李特製 坦々麺セット」である。
小市民の小生は「ラーメンセットで2887円」はビビッてしまう。
坦々麺だけなら1732円だが、も少し色々食べたいし、麺だけならここへはこない。
結局、一番安そうな2310円のランチセットにして、メインディッシュを選んだ。
時間を急いでなければ、4042円でお得そうな「ランチオーダーバイキング」にしていただろう。
なんとなく、嫌な予感がしていたところに・・・・・嫌な事が起こった。
ウェイトレスは携帯カメラでメニュー写真を撮っているのに気づかなかったのであろうか。
オーダーを告げると、シャッターを切ろうとしたその時、メニューをサッと引き下げたのである。
携帯のディスプレーは、一面テーブルクロスが映し出されている。
ムカッとしたが、呆れて言葉が出なかった。
食事前の同伴者に気遣い、苦笑いで流したが、「どんな社員教育だ。サービス料取るなら、サービスの心を教えろ!」と、気持ちは治まらなかった。
フカヒレスープに前菜がテーブルに運ばれた。ご満悦のスープの味である。
クラゲもコリコリと歯ざわり良く、新鮮で臭みがない。安い店とは格段の差がでている。
メインディッシュを取り皿に取り分け、同伴者と交換して、濃淡二種の味を楽しんだ。
なかなか良く出来ている。お値段相当の味と納得する。
このザーサイもさっぱりとして、漬かり過ぎず上手に仕上げてあった。
最悪な皿は上左だった。無かった方が良かったのではと思う。
鶏肉のから揚げは最低、しゅうまいは冷凍よりはましだが安い店でも出される味、春巻きは×で、弁当用のものを思わせる程度。
同伴者も同意見で、申し訳ない思いになった。
デザートは杏仁豆腐で、蜜は適度で良いのだが、豆腐がそれなりの・・・。
トータルとして、不味くはなかったとの評価になってしまった。
ウェイトレスのマナーが尾を引いてる点もあろうし、から揚げがの三点もイカン。
その2つを除けば、値段なりに美味い、やっぱりホテルは安心できるとなる。
これで、2310円のランチセットだから、どこかお得感に欠ける。
桃李のランチに是非行ってくださいとは、決して人には薦められない。
行かれるなら、高額のコースを食べられるときにしてくださいとなら、奨められそうである。
中国料理 桃李
京都ホテルオークラ B1F
http://okura.kyotohotel.co.jp/restaurant/tohlee/
お問合せ 075-254-2543
追記
このブログのレスに、「オーダー済みでメニューを下げるのは当たり前です。料理だけならまだしも、メニューまで写真撮る人がいたら、私は注意します」と、いただいた。
いやはや、考えさせられるご時勢だ。