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    京都ミステリー紀行

    陰陽師の真実(その1)

    ~安倍晴明の正体~

     ひところ大ブームだった陰陽師も何時の間にか落ち着いて、晴明神社が綺麗に整備されて大団円を迎えたようだ。一時取りざたされた裁判沙汰がどうなったのかは知らないが。。。
     それで、もう誰も顧ないのならばこのコラムのネタにしても良いだろうと思った次第。

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     晴明神社そのものはブームが終って人気が萎むどころか定着したようで、まずはめでたい。もっとも、煌びやかになった現在の姿よりも、昔のほうが味わいがあったと言う人もおられるが。
     かつては安倍晴明の「晴明」を「姓名」と引っ掛けて姓名判断を細々と(失礼)やっておられた神社も、ブームの最盛期にはその姓名判断も「5時間待ち」の立て札が出るほどになっていた。ブームというのは恐ろしい。

     安倍晴明が人気者になったのは漫画の力である。これも凄い。
     大元は夢枕獏の小説なのだが(まあそれも『今昔物語』などの元ネタがある)、小説はあまり売れなかったようで、それを原作とした岡野玲子の漫画がヒットして小説も引っ張られる形で書き継がれたのだろう。
     それからさらに映画になって晴明のイメージが定着した。つまり

    イケメンの貴族みたい。

     これであの「星型マーク」の関連グッズ(いや、お守りとか縁起物と言うべきか)も売れまくった。
     
    120906_gobosei_keidai もちろん、安倍晴明は実在した人物である。
     しかし御多分に漏れず、現在のイメージと歴史上の事実にはかなりのギャップがあるのだ。そして、そのギャップを埋めるのは、実は、身も蓋もないというか、夢も希望もないというか、興ざめになるかもしれないのだが、それをあえてやらなければこのコラムの面白味がないのである。

     さて、これは参考書などにも載っているかと思うのだが、現在のイメージと全然違うのは晴明の年齢である。
     漫画や映画では若いけど、実際の安倍晴明は京都で陰陽師として活躍を始めた頃にはもう還暦前後の老人であった。そして85歳で亡くなるまで、第一線の陰陽師として活躍したという。
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     本物は爺だったのだ。

     これをリアルに漫画や映画にしていたら誰も有難がらなかっただろう。
     余談だが、現代では若いイケメンと思われているけど実は老人だったという有名人がもう1人いる。しかしまあ、これはまた別の話。
     さあ、それでは陰陽師とは何なのだろうか?

     娯楽作品では陰陽師といえば、占いや予言をして悪霊や魔物を退治する正義の味方になっている。
     しかし、その実体は?

     陰陽師って占い師だったのか?

     そんなわけない。
     有体に言ってしまうと「陰陽師」というのは平安時代に陰陽寮という役所があり、そこの役人であった。
     ということは、安倍晴明の正体というのは

     国家公務員だった!

    120906_5cba9a25 ちゃんと国から給料を貰っていたのである。しかも現代なら「もう定年」という年になってから陰陽師のポストに就いた。今なら「老害」と言われそうだ。
     その後、晴明は陰陽寮から主計寮に移っている。人事異動だ。
    その主計寮というのは税金の管理をする役所だから、晴明さんは財務省のお役人になったことになる。これは栄転かな。
     これだけでもう「陰陽師」というのは超能力とは関係がないのが分かるな。
     そこで、その陰陽寮ではどんな仕事をしていたかのだが、これが占いとか神通力とは関係がないのである。
     どういうことかは来週に続く。

    【言っておきたい古都がある・118】

    補足 安倍 晴明 http://ja.wikipedia.org/wiki/ より
    あべ の せいめい/ はるあき/ はるあきら
    延喜21年1月11日〈921年2月21日〉 – 寛弘2年9月26日〈1005年10月31日〉)
    平安時代の陰陽師。「晴明」を「せいめい」と読むのは有職読みであり、本来の読み方は確定していない。鎌倉時代から明治時代初めまで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家)の祖。官位は従四位下・播磨守。

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