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    京都ミステリー紀行

    お坊さんという職業がある(前編)

    ~生き方か、資格か、職業か?~

     もう久しく前の話になるが、東京に「出前坊主」というのがいると聞いた。
     お葬式のときにお経をあげてくれる坊さんを「出前」してくれるのである。
     その坊主は寺を持っているのでもなく特定の宗派に属しているのでもないという。
    visual 普段はマンション(アパートか?)に住み、葬儀屋から電話がかかればご要望の宗派の「僧侶」として斎場に赴き(これが出前)お経をあげる。終ればお礼(ギャラ)をもらって帰ると。
     聞くところによれば衣や袈裟もその宗派に合わせているので、中々本格的なのだとか。衣装を揃えるだけでも大変だろう。しかし気を使ってはいるな。何種類ものお経を覚えるのも苦労するだろうし。。。
     「鰯の頭も信心から」と言うが、はてさてこれで成仏できるのやら。

     私はいつも「日本人は生まれたら神社でお宮参り、年頃になったらキリスト教の教会で結婚式を挙げて、死んだらお寺でお葬式」と言うのだが、これに対して

    「結婚式はキリスト教ではなく、キリスト教風です」

    と指摘されたことがある。
     なるほど、この伝で行けば出前坊主のお葬式は「仏教風」のお葬式ということになるのだろう。
     
     成仏できますか?

     もちろん、ご遺族も会葬者の人たちもそれが「出前坊主」とは知らず、どこかのお寺の和尚さんだと思っているはずである。
     
     知らぬが仏。

     それで心が休まるなら頭から否定は出来ないかもしれない。
     
     この「出前坊主」、「偽者」と言い切れないところが辛い。
     理由を説明しよう。

     単純明快。5月3日付け読売新聞朝刊の下のほう、本の広告のすぐ上に

    「在家僧侶養成講座」

    という広告が掲載されている。なんと「心の時代の新しい資格」なのだそうだ、これが。

     お坊さんは資格であった!

     受講料がいくらで誰が認定するのか知らないが、謳い文句には

    「平成の良寛と慕われる現役の住職が、仏の教えをやさしく解き明かします」

    とある。
    在家僧侶養成講座 「平成の良寛」とはどんな人物か見てみたい気もするが、本物の良寛さんは生涯寺を持たず、僧籍にもこだわらなかったというが、こういうところだけを真似ているのではないでしょうね?
     これなら出前坊主も「平成の良寛」で通りそうだ。

     で、その出前坊主だが、ひょっとしたらこの手の講座で僧侶の「資格」を取ったのかもしれない。だとすれば必ずしも「偽者」とは言い切れない。
     ここが辛いところだな。

     良寛にとって「寺を持たず僧籍にもこだわらず」というのはひとつの生き方だった。だからといって、講座で資格を取り、葬式に出前して報酬を得るのは筋違い。良寛和尚もあの世でのけぞっているだろう。

     もちろん、ちゃんとした宗派のちゃんとした寺のちゃんとした住職よりも、出前坊主のほうがお経を読むのが上手く、お話も心に響くという場合もあるだろう。
     こうなると何が本物で何が偽者か分からなくなるのだが。。。
     しかし葬儀屋が出前坊主を利用するのは連絡が楽だからだろうな。

     それにしても、講座の講師をしている「平成の良寛」さんは普段から子供と鞠つきなどしているのかな。

     お坊さんは職業か? というのを考えるとき、「現代感覚」というのが入ってくる場合がある。
     これについては来週に続く。

     

    【言っておきたい古都がある・86】

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