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    京都ミステリー紀行

    冥界編ハイライト(その3)

    てんしつきぬけ, 五条天神, 五條天神社, 人間界, 地獄界, 変成王, 天上界, 天使突抜, 天子社, 泰山王, 生前の罪を映す鏡, 畜生界, 阿修羅界, 餓鬼界

    〜ついにあの有名人が登場。そして冥界の判決が下る〜

     京都ミステリー紀行・冥界編をヴァーチャルで楽しんでいただく企画も3回目である。

    【冥界の続き】
     さて、皆さんがやって来たのは5番目の裁判官の面前。この人こそがあの閻魔さまである。
     7日間かけて歩いて5番目だから、死後35日目。すなわち35日の法要ということになる。この日にお寺さんを呼んでお経を上げてもらうのは閻魔様の裁判を受けるための裁判対策のようなもの。一種の嘆願である。「たのんまっせ、ええ判決下さい」という感じ。
     
     大抵の人がここで恐怖と緊張を感じる。ハラハラ、ドキドキ。
     しかし閻魔様の前では弁明の必要はない。
     まず鏡の前に立たされる。この鏡というのが「生前の罪を映す鏡」で、この前に立てば鏡の表面にその人が犯した罪の数々がビデオの映像のように映し出されていく。もう嘘をつく余地などありはしない。問答無用なのである。
     鏡に映った罪を見た閻魔様は笑いながら「おのれは地獄行き確実やのう」と嫌味ったらしく言う。あなたの運命はこれで終り。
     
     と、その時、どこからともなく、あなたの弁護する声が聞こえてくるではありませんか。「その人はこんないい事もやってますよ」と。
     それこそが35日の法要に参列している皆さんの声なのだ。
     それを聞いた閻魔様は、「そういう良い行いもしていたのなら、もう少し考え直してみようかな」と言って、審理の差し戻しを言い渡してくれます。
     閻魔様って、いい人なのですね。
     皆さんは差し戻し審の裁判官に会うため、またもや7日間かけての旅に出なければならない。中々楽にはさせてくれませんね。でも、これで判決がちょっとでも軽くなると思えば頑張って歩くしかないのである。

    【ちらっと現世】
      写真にあるこの町名は何と読むのかというと「てんしつきぬけ」である。天使が突き抜けていくなんて、空を見上げれば森永のマークのような天使の飛んでいくのが見えるのでしょうか。
     ま、答を言うと「天子社」という神社へ行く道だったからこんな名前になったのでした。その天使社がいまの五条天神だという。
    (注・現世の紹介は冥界とは関係ありません)

    【言っておきたい古都がある・40】

    【こちらは冥界】 
     ところで、閻魔様に地獄へ落とされるかに見えた皆さんは、温情で審理の差し戻しをしてもらえた。これも現世の人たちが、ちゃんと35日の法要を営んでくれたからである。
     そしてまた7日後に次の裁判官と会う。その人の名は変成王。
     
     ここでは閻魔王から回ってきた書類に基づき、その死者の判決にいたる審理の過程がいかなるものであったかを査定する。全ての事実を洗い直し、ちゃんとチェックした上で次の、7番目の裁判官の許に送るのです。その7番目の裁判官というのが極めて重要なのである。
     しかしまず皆さんにはまた7日間かけて歩いてもらいましょう。

    【現世を瞥見】
     写真のここは五条天神。牛若丸と弁慶が出会ったのは実はここだとも言われている。
     ところで、閻魔さんの話を聞いて「?」と思われたのではないか。
     昔から言う。

    「閻魔様の前で嘘をついたら舌を抜かれる」

     でも、鏡に全てが映し出されるのであれば嘘をつくもくそもない。
     論理的な結論は「閻魔様は舌を抜かない」ということ。
     すると、この「嘘をついたら舌を抜かれる」という話は何処から出てきたのだろうか?
     その真相はこのツアーの後のほうで解明されるのである。

    【冥界に戻って】
    さて、皆さんはついに7番目の裁判官、泰山王の前に立つ。
     7日づつ歩いて7人目ということは、7×7で49。
     そう、この7人目の裁判官に会う日こそが現世で49日と呼ばれているものなのである。この日こそが、泣いても笑っても最後の審判が下る日なのだ。その日に合わせて現世では「頑張れーっ!」というエールを送ってくれるのだな。しかし、何をどう頑張ればよいのだろうか。
     
     あなたは泰山王の前に立ちました。いよいよ判決が言い渡される。緊張の一瞬。泰山王が「主文。〇〇を……」と言うかと思うと、言いません。ではどうするのか?
     泰山王はひとつの方向を指差す。と、そこには6つの鳥居がある。あなたは自らの意思でそのうちのひとつを選び、そこをくぐり抜けるのである。
     すると、その鳥居の向こう側に次にあなたが生まれ変わる世界がある。
     6つの鳥居のそれぞれが天上界、人間界、阿修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界のどれかに通じているのだ。これはノーヒントの一発勝負である。色々な鳥居がありますよ。金色に輝くもの、鉄製のもの、石で出来ているもの、木で作ったもの、朱塗りのもの、極彩色のもの。あるものは大きく、あるものは小さく、形も微妙に違う。さあ、あなたはどれを選びますか?

     意を決してひとつを選び、その下をくぐり抜けた瞬間、あなたはもう生まれ変わっている。そこは天上界だろうか、人間界だろうか。あなたは動物に生まれ変わってしまうのか、それとも地獄の入り口を選んでしまったのでしょうか。
     それは誰にも分からない。。。

     さて、こうなると極悪人でもまぐれで天上界を選ぶことがあるのではないかと疑う人がいるかもしれない。
     ところが世の中は良くしたもので、どの鳥居を選ぶかはその人が生前に行ってきたことにより無意識のうちに「相応しい」ものを選んでしまうのだそうである。自分の意思で選んでいるように見えて、実はその人の「生前の業(ごう)」によって特定の鳥居を選ばされている。だから悪人が天上に行くこともなければ善人が地獄に行くこともない。ご安心を。と言っても、悪事を犯している皆さん、安心出来ませんねえ。。。

     さてさて、ここまで来て、皆さんは「おかしいぞ?」と思われたのではないだろうか。初めにも書いたように、冥界の裁判官は10人いる。なのに7人目で判決が出てしまった。じゃあ残りの3人は何をするのかと。
     そうなんですよ。3人あまっちゃったんです。どうしましょう?
     心配ご無用。残る3人にも立派な役割があります。どのような役割かは、また来週。

    【言っておきたい古都がある・40】

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