つけ麺や ろぉじ
初めてすすった時の新鮮味
クセある旨みが、何度でも
手前味噌だが、同店の母体である「高倉二条」のメディアデビューは本誌だ。あれから3年、魚系スープ&全粒紛つけ麺という新星はもはや定番となり、3店舗に拡大した。いずれも異なるアプローチで客を飽きさせず、同店では「食べるうちにスープが冷める」つけ麺の弱点を、電磁調理器の導入で解決。客が自ら温められるスタイルで、いつでも湯気があがるスープをすすれるようになった。ザラついた全粒紛麺ゆえ絡みやすいスープは、温め直すことでイワシを主体とした魚ダシの香りが立ち、ふわっと鼻にくぐもるのが二度美味い。京都ではまだ珍しかった魚系スープを初めて味わった時の新鮮な驚きが、何度でも確かめられる仕掛けだ。
もっちり
蕎麦のごとく
京都市左京区鞠小路通今出川上ル
田中大堰町168-1
075・724・3233
11:00〜15:00
18:00〜22:00/無休
【平均予算】800円