令和3年、憂いなし
~アフターコロナもウィズコロナも無い~
みなさん、明けましておめでとうございます。
中には「コロナで少しもおめでたくない」という方もおられるでしょうが、心配ご無用。来年の正月はみんなケロッと忘れて元に戻ってます。
何故こんなことを言うかというと、だいたいジャーナリズムや有識者が「これからこうなる」と言ったことは当たったためしがない。事が終わってから「私はこれを予測していた」と言った人はいっぱいいるが、みんなが口をそろえて「こうなる」と言ったことで、本当にそうなったことがあるか?
第三の波が来て世界は変わったか?
アメリカンマインドの終焉でアメリカナイズはなくなったか?
ジャパン・アズ・ナンバーワンで日本は世界のトップになったか?
円が基軸通貨になったか?
北京オリンピックが終って中共は破綻したか?
ペイパーレス社会が来たか?
昭和50年代を思い返してみよ。
あと30年で石油は枯渇すると言っていて、枯渇したか?
石油は今でも出ているではないか。
それどころか、「いよいよ間氷期が終わって氷河期が来る」と言っていて、少年マガジンでも「これが氷河期だ!」という記事を載せていたし、学習雑誌の質問箱には「氷河期が来たらどうなるのですか」という問いが投稿され、誰やら偉い先生が「氷河期になっても心配ない」という回答をしていたではないか。
「30年後は氷河期が始まる」と言っていて、30年たったら温暖化だと言っているではないか。(来たのは就職氷河期だった)
ノストラダムスの大予言。
覚えてますか?
1999の年に世界が終わるらしかったが、みんなどんなことを言っていたか?
第三次世界大戦が起きる。
アメリカとソビエトが核戦争を始める。
太陽が爆発する。
巨大隕石が地球に衝突する。
地殻変動が起きる。
世界各地で火山が爆発する。
宇宙人が来る。
その他諸々。
あれやこれやと言っていた人たちはいっぱいいたが、
誰一人として「ソビエト連邦が崩壊する」と言った者はいない!
近年ではマヤ暦とかいうのがあって、ほんの数年前に世界は終わるはずだったらしい。
終わってませんが。
一説によると、ひとつの世界が終わって、また新しいのが始まったらしい。
ホンマかいな。
だいたい、マヤ文明の人たちというのは、世界の終りの前に自分たちが滅亡してしまうというのが分からなかったのか?
みなさんのお近くにブックオフはありませんか?
あれば暇なときに行って、210円の単行本の時事問題とか政治の棚で、
10年以上前に出た「10年後はこうなる」という類の本を見ればよい。
目次だけで良い。だって、もう答は出ているから。
ま、はずれてます。
時として、この種の本がたくさん並んでいるときがあり、「ようこんだけはずしたな」と思う時もある。
一事が万事、万事が一事に集約されて、政治家や官僚だけではなく、新聞テレビに有識者、大学教授に評論家、ニュースキャスターにコメンテーター、インターネットに陰謀論、こんな連中が言う事は聞くな、無視しろ、聞き流せ。
それが一番健康的だ。
コロナの感染者なんか前日より1人でも増えたら「増えた増えた」と大騒ぎ、減ったら何も言わないし、「感染者は減ったけど死亡者が増えたから、こっちで行こう」と喜んで「何人死んだ」と煽っているだけだろう。感染しても発症してないなら「コロナ君と仲良くお付き合いしよう」と言ったらどうかな。
改めて断言する。
アフターコロナもウィズコロナも無い。壮大にはずれる。
そして、みんなケロッと忘れて元に戻る。
まあ、ちょっと自宅でのテレワークが増えて旦那さんが奥さんから粗大ゴミ扱いされたり、オンラインの会議がだらだらと続いて現場の実務が動かなかったり、重役がワーケーションと称して遊びに行き末端の社員は出社していたり、高級料亭がテイクアウトを継続したりはするだろう。そしてこんな些末なことを取り上げて「世の中が大きく変わった」と言い募る連中が出てくるだろう。
しかし大きなことは全てはずれる。
故にアフターコロナもウィズコロナも無い。
私が保証する。 太鼓判!
【言っておきたい古都がある・420】