日本の色―吉岡幸雄の仕事と蒐集―
2019年秋に急逝した染織史家・吉岡幸雄氏を追悼し、その業績を回顧する没後初の展覧会。
吉岡幸雄氏は江戸時代末期から続く染色工房「染司よしおか」の五代目当主で、染織の研究者でもあった。
吉岡幸雄は古来の文献や伝世の染織遺品を研究し、伝統の色彩を求め、社寺の祭祀や古典文学に表される装束の再現・復元に力を尽くした。
本展では、吉岡幸雄の美への憧憬と本質を見極める眼、そしてあくなき探求心によって成し遂げられた仕事と蒐集の軌跡を紹介する。
吉岡幸雄
昭和21年、京都市生まれ。昭和48年、図書出版「紫紅社」を設立。美術工芸の雑誌・全集・豪華本などを編集・出版。
CM制作、美術展覧会の企画にも携わる。昭和63年、生家「染司よしおか」五代目当主を嗣ぐ。
平成3~5年、薬師寺三蔵院の幡、薬師寺「玄奘三蔵会大祭」の伎楽装束、東大寺の伎楽装束を制作。平成20年、源氏物語の色五十四帖を再現。
平成21年、京都府文化賞功労賞受賞。平成22年、菊池寛賞受賞。平成24年、NHK放送文化賞受賞。
令和元年9月、出張講演先にて急逝。
CM制作、美術展覧会の企画にも携わる。昭和63年、生家「染司よしおか」五代目当主を嗣ぐ。
平成3~5年、薬師寺三蔵院の幡、薬師寺「玄奘三蔵会大祭」の伎楽装束、東大寺の伎楽装束を制作。平成20年、源氏物語の色五十四帖を再現。
平成21年、京都府文化賞功労賞受賞。平成22年、菊池寛賞受賞。平成24年、NHK放送文化賞受賞。
令和元年9月、出張講演先にて急逝。
主な著書:『日本の色辞典』・『源氏物語の色辞典』・『王朝のかさね色辞典』(紫紅社刊)、『千年の色 古き日本の美しさ』(PHP研究所)など多数。
- 日本の色―吉岡幸雄の仕事と蒐集―
- 日時
- 1月5日(火)~4月11日(日)
午前10時~午後5時 - 場所
- 細見美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 - 料金
- 一般1,400円
中高大生1,100円 - 問い合わせ
- 075-752-5555
- 参照web
- http://www.emuseum.or.jp/
- 関連イベント
- ■特別展示 at 茶室 古香庵
日時:1月15日(金)~17日(日) 午前10時30分~午後3時30分 ※入場無料■スペシャルトーク at 茶室 古香庵
「染司よしおか当主が語る、日本の色の魅力」
日時:2月27日(土)午後2時~ 講師:吉岡更紗氏(染司よしおか六代目当主) ※有料・要事前申込■見どころトーク
日時:3月13日(土)午後4時~ 講師:吉岡更紗氏(染司よしおか六代目当主) 定員:10名(トーク後、自由観覧)
※聴講無料。ただし展示観覧には別途入館料が必要・要事前申込