京の至宝Ⅱ 江里佐代子
截金の世界―宙(そら)の輝きを康慧・朋子とともに―
極細の金箔を貼って文様を表す技法「截金(きりかね)」で人間国宝に認定された江里佐代子(えり・さよこ、1945―2007)。宇宙の輝きが詰まったような彼女の截金の世界を、夫で仏師の康慧(こうけい)、娘で截金師の朋子らによる作品とともに紹介します。
◆江里佐代子(えり・さよこ)
1945年、伝統的な京刺繡の老舗に生まれる。仏師・江里康慧と結婚したことを機に、截金技法の途絶を危惧していた江里家の意向をくみ、截金を学び始める。
康慧の仏像作品に截金を施す一方、仏教美術にとどまらず、工芸品の応用や、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾、スクリーンなどの大規模な作品にも取り組み、截金技法の新しいあり方を追求した。
2007年に急逝するも、その技術や精神は娘の截金師・朋子や工房の職人たちに引き継がれている。
1945年、伝統的な京刺繡の老舗に生まれる。仏師・江里康慧と結婚したことを機に、截金技法の途絶を危惧していた江里家の意向をくみ、截金を学び始める。
康慧の仏像作品に截金を施す一方、仏教美術にとどまらず、工芸品の応用や、京都迎賓館をはじめとした公共施設などの壁面装飾、スクリーンなどの大規模な作品にも取り組み、截金技法の新しいあり方を追求した。
2007年に急逝するも、その技術や精神は娘の截金師・朋子や工房の職人たちに引き継がれている。
◆截金(きりかね)
金箔等を焼き合わせ厚みをもたせたものを、細く線状または丸・三角・四角等に截り、筆を用いて糊で貼り合わせ、さまざまな文様を表す技法。古来より仏像や仏画の加飾荘厳(しょうごん)として用いられている。
- 京の至宝Ⅱ 江里佐代子
- 截金の世界―宙(そら)の輝きを康慧・朋子とともに―
- 日時
- 2021年1月2日(土)~2021年1月24日(日)
午前10時から午後7時30分 1月2日(土)は午前9時30分開館
入館は閉館30分前まで
※百貨店の営業時間に準じ変更の場合あり - 場所
- 美術館「えき」KYOTO
(JR京都駅すぐ・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接) - 料金
- 一般…900(700)円、高・大学生…700(500)円
- 問い合わせ
- ジェイアール京都伊勢丹
075(352)1111 - 参照web
- https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/