冬を告げる風物詩「大根焚き」
三寳寺・千本釈迦堂・妙満寺・了徳寺など各寺で
大根焚き(だいこだき)とは、京都の冬に行なわれる年中行事のことである。昔から半身不随、片まひ、言語障害、手足のしびれやまひなどはよくあって恐れられたのでしょうか。この時に炊かれる大根を食べると、中風(ちゅうふう、地方によって「ちゅうぶ」)にならないと信じられている。
泉湧寺戒光寺 おかげ大根
本尊・身代り釈迦如来、通称「丈六さん」にお供えしたお大根を、戒光寺境内でアツアツの含め煮にして接待される。
「悪しきことの身代りになって下さる」また「首から上の病・のどの病を良くして下さる」と言われる丈六さんのお大根をいただいて「おかげ」いただく。
また期間中、通常は入れない本堂内陣にて丈六様の足元から本尊拝見できるほか、内陣奥の不動尊や重文の開山像も間近で参拝できる。
戒光寺の広場での丈六市では、買物や食事、手作りのお菓子屋さん・喫茶コーナー フリーマーケット等が楽しめる。
秋の丈六市
【日時】11月中旬〜下旬
丈六さんのおかげ大根 開催日:11月中旬〜下旬 各日100杯限定
1杯 500円
【住所】京都市東山区泉涌寺山内町29
JR•京阪「東福寺」駅、市バス208「泉涌寺道」
http://www.kaikouji.com/events/events-533/
三寳寺 厄落とし 御会式(おえしき)
日蓮大聖人を偲び讃える報恩法要一年の罪汚れを落とす「厄落としの祈祷」が行われる法要。
熱々の「大根焚き」は「中風封じ祈祷」をした大根と「嵯峨豆腐」で有名なアゲを焚いたもので美味しさの結晶。
日蓮大聖人はご信者の方より供養された大根を「大根は大仏堂の大釘の如し、あじわいは『とうり天』の甘露のごとし」と言ったという。
大根焚き 700円 ゆず御飯 800円 (但し無くなり次第終了)
【日時】大根だき 令和2年12月5日(第1日曜日) 午前10時~午後2時
【住所】 京都市右京区鳴滝松本町32
【問合】075-462-6540http://www.sanbouji-kyoto.or.jp/event/yakuotoshioeshiki.html
千本釈迦堂 大根焚き
2日間で大根約5,000本が用意され、直径約1メートルの大鍋で焚き上げられます。
大根には梵字が書かれてあり、厄除け・中風封じのご利益があるとされています持ち帰りたい方は、あらかじめ容器を持参しましょう。容器だけの販売もされています。境内では、おふくさんの御守りや、京土産の露店なども立ち並びます。
釈迦が菩提樹の下で悟りを開いた日(12/8)の恒例行事。
大根焚き 1杯 1,000円 / 本堂・霊宝殿の拝観 500円
【日時】12月7日~8日 10:00~16:00 ※雨天決行
【住所】京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1034
【問合】075-461-5973
http://www.daihoonji.com/event/
総本山妙満寺 釈尊成道会・大根だき
「釈尊成道会」にあわせてお振る舞いしていました「大根だき」2020年度は中止。
当初午後2時から予定していました「釈尊成道会」は、午前11時からに変更。
成道会は、お釈迦さまがインド・ブッダガヤの菩提樹の下でお悟りを開かれたことを喜び、心から感謝する大切な法要です。法要後には「大根だき」を皆様にお振舞いし、除厄招福と健康を祈願いたします。また、境内の夜間ライトアップも行います。幻想的な夜の紅葉をお楽しみ下さい。
【日時】例年 12月8日
11:00~14:00
大根だき (協力 貴船「鳥居茶屋」)
大根だき 1000円(拝観料込み)
※午後2時、または無くなり次第終了。
※開始時間が変更となりました。ご了承ください。
拝観料 本坊(雪の庭、展示室)への拝観料は、当日に限り400円(通常500円)になります。
14:00~15:00 釈尊成道会【住所】京都市左京区岩倉幡枝町91
【問合】075-791-7171
http://myomanji.jp/
了徳寺 大根焚
今年(2020年)の大根焚は11時からの法要のみとなります。
大根焚の境内での振舞いはございません。
お持ち帰りのみのお扱いとなります。
親鸞聖人がこの地を訪ねたとき、村人が塩味の大根焚ををささげたことから始まったとされています。通称大根焚寺と称される境内では、3つの竈に大なべで大根が炊かれ、参拝者に振る舞われます。
大根志納券(1000円)、お斎(おとき)券(1600円)[かやく御飯、大根の葉のおひたし、香物]
【日時】 令和2年12月9~10日(例年固定日) 9:00~16:00
【住所】京都市右京区鳴滝本町83
【問合】 075-463-0714
http://www.ryoutokuji.or.jp/
鈴虫寺「納めの地蔵」 大根焚き
納めの地蔵法要は例年通り12月24日11時から寺内僧侶及び関係者で行います。
毎年最後の地蔵菩薩縁日である12月24日と前日の23日に「納めの地蔵」として大根焚きが行われる。
無料で振る舞われ、お地蔵さんに感謝の気持ちを伝え、来る年の無病息災・恋愛成就などを祈る。
【日時】令和2年12月23日〜24日
9:00~17:00 (毎年同じ)
大根焚き10時~(なくなり次第終了)
【住所】京都市西京区松室地家町31
市バス28「松尾大社」、京都バス73、83「鈴虫寺」
TEL:075-381-3830
FAX:075-381-3841
http://www.suzutera.or.jp/
そのほか、東山の法住寺や大原の三千院など天台宗では翌年1月2月に行われている。
三千院不動護摩供 初午大根焚き
三千院へ有料拝観すると、境内の金色不動堂前広場で行われている「幸せを呼ぶ 初午大根焚き(はつうま だいこんだき)」で、大根焚きが無料接待される。
【日時】令和3年2月9日 ~ 2月 12 日 9:00~16:00
(毎年日程変更/2月の初午を中心に数日間)
【住所】 京都市左京区大原来迎院町540
【問合】 075-744-2531
http://www.sanzenin.or.jp/event/detail/70
法住寺 無病息災大根炊き
1年の無病息災を願って行われる新春の恒例行事となっている法住寺の健康息災大根焚き。
三十三間堂の通し矢が行われる日に大根だきと護摩祈願が行われる。
参拝者に護摩木つきで1椀700円で授与される。
行事の様子は、 http://kyotocf.com/matsuri/houjyuji-daikodaki/
【日時】 令和3年1月12日 9:00~17:00 (毎年1月15日に近い日曜日)
【住所】京都市東山区三十三間堂廻り655
【問合】 075-561-4137
覚勝院 聖天様の大根供養
平成27年度より大根供養は終了。ありがとうございました。
覚勝院の本堂に祀られている歓喜天、聖天様が喜ぶお供えものの一つが大根。
大根は心身の毒を消し、生命を養う薬と考えられており、大根供養は、お供えの大根のお下がりを炊き上げていただき、心身の毒を消して八福に欲するという行事。 毎年、覚勝院では旧暦の小雪(こゆき)の日を挟む二日間で行われている。お供え料 900円
【日時】11月23日頃(旧暦の小雪の日を挟む二日間)。
【住所】〒616-8412 京都市右京区嵯峨大覚寺門前登り町2
【問合】075-881-5788
http://www.kakushouin.jp/