モネからはじまる住友洋画物語 ☆泉屋博古館
明治時代後期に近代企業としての住友グループの礎を築いた第15代当主・住友吉左衞門友純(号:春翠、1864~1926)は、実業のかたわら芸術や文化事業にも高い関心を示し、子弟の情操教育や事業所における社員の慰安のために、西洋絵画を積極的に収集しました。
今に伝わる住友洋画コレクションは、1897年(明治30年)の欧米視察の際、パリで印象派のクロード・モネの油彩画を2点購入したことが発端になっています。今から約120年前に将来された2つのモネ作品は、日本に最初期にもたらされたモネの真筆として、記念碑的な位置を占めているともいえます。
本展は、モネから始まった住友の洋画コレクションの軌跡を、明治から昭和にいたる時代や社会の動きを背景に、住友親子3人の収集のエピソードを交えてご紹介します。
おもな展示作品
クロ-ド・モネモンソ-公園1876年
オ-ギュスト・ルノワ-ル静物1910年代
ジャン=ポ-ル・ロ-ランス年代記1906年
浅井 忠グレ-の森1901年
鹿子木孟郎加茂の競馬1913年
岸田劉生二人麗子図1922年
熊谷守一野草1972年
パブロ・ピカソ泉1921年
マルク・シャガ-ル山羊のいる自画像1958年
同時開催「中国青銅器の時代」(泉屋博古館 青銅器館)
開館60周年記念名品展
☆★☆★ モネからはじまる住友洋画物語 ☆★☆★
■開催期間:2020/3/14~ 5/17 10:00~17:00
休館日/毎週月曜日、4/24、5/7(5/4は開館)
■開催場所:住友コレクション 泉屋博古館
〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
■料 金:一般800円 高大生600円 中学生以下無料
■お問合せ:075-771-6411 E-Mail:info@sen-oku.or.jp
■URL :http://www.sen-oku.or.jp/