葵祭 / 歩射神事
矢は「鳴鏑」である。矢の先が朱色である。
祭神玉依媛命が川に流れてきた矢は「丹塗矢」と呼ばれているが、
同様に矢の先が 朱色である。
歩射神事は宮中古式により弦や鏑矢で邪気を祓い、
弓矢で葵祭の沿道を清め無事を祈る神事である。
普段聞くことのない音をたてて、見たたくまに矢は楼門の屋根を飛び越えていった。
「プゥーン」とも「ビューン」とも擬音がことばにできない。
弦の音で邪気を祓う神事である実感が伝わってくる。
歩射神事
弓矢を使って葵祭の沿道を清める魔除けの神事。
歩射神事は、三日に同神社で行われる馬上の流鏑馬に対して、地上で矢を射ることに由来しており、平安時代に宮中で行われていた「射礼(じゃらい)の儀」が始まりと伝えられている。射手が弓を鳴らす「蟇目式(ひきめしき) 」で四方の邪気を祓い、鏑矢を楼門の屋根を越えて飛ばす「屋越式(やごししき)」、大きな的を射る「大的式(おおまとしき) 」、連続で矢を射る「百々手式(ももてしき) 」がそれぞれ行われる。
また、この四式をもって「鳴玄蟇目神事(めいげんひきめしんじ)」と呼ばれ、賀茂祭(葵祭)の安全祈願とされている。下鴨神社HPより転載
午後は上賀茂神社へ移動されると、「賀茂競馬」が行われている。
歩射神事
開催日時:2019年5月5日 11:00~
開催場所:下鴨神社
〒6060807 京都市左京区下鴨泉川町
お問合せ:075-781-0010
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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