MIHO MUSEUM 土偶・コスモスの熱が冷めない!
このトンネルの先に土偶の並ぶ館がある。
カートから降ろされると、この階段を上り、円窓を設えた玄関扉に進む。
扉の前に立つと、それだけで左右に開いた。
天に届くかのような大きく開いたガラス窓の山並の景色に見とれる。
“土偶・コスモス”は、左へと進んだ北館との案内板が目に入る。
出迎えは・・・岡本太郎の作品 「若い夢」(1974年)
「・・・・ 驚いた。こんな日本があったのか。」
そう言わせしめ、岡本を虜にし、のめり込ませた土偶が・・・
階上のこの奥に待ち構えているのだ。
はじめて訪れてから、まだ10日だというのに、来てしまった。
埴輪と土偶の時代区別さえつかなかった小生を、再訪する気にさせたのは、
初回の感動と、それを紐解いてくれたこの図書である。
【公式カタログ】
土偶・コスモス Dogū, a Cosmos
MIHO MUSEUM編
2012年9月1日初版/羽鳥書店刊/ISBN978-4-904702-37-6 〈完全英訳付〉
B5判変型・並製・344頁(カラー184頁)
アート・ディレクション:有山達也 デザイン:中島美佳
写真:藤森武ほか 執筆:小林達雄・辻惟雄ほか
¥ 3,150
帯に「土偶大集合」とある通り、
国宝3点・重要文化財21点を含む、土偶・土器、総点数約320点にのぼる展示を、
この1冊に全網羅されているばかりか、
縄文の第一人者である小林達雄氏をはじめとした執筆陣によるエッセイで綴られ、
現代人の心を揺さぶる土偶の逞しい生命感が手に取るように分かる。
展示の様子は・・・コチラへ
縄文人の土偶ワールドの謎に迫る秋 / MIHO MUSEUM・土偶コスモス
http://www.miho.or.jp/japanese/collect/nmap.htm
国宝「縄文のビーナス」棚畑遺跡(長野県茅野市)
縄文時代中期前葉(紀元前3300年頃)
高さ27.0cm 茅野市蔵 尖石縄文考古館
展示期間10/12~12/9
■料 金:大人1000円 高・大生800円 小・中生300円