• CF!歩み
  • 記事検索
  • aboutus
    京都cf!
    京都の情報発信基地
    • イベントカレンダー
      • イルミネーション
      • 今日あすのイベント
    • ニュースな街ネタ
      • アートイベント
      • グルメイベント
      • ランチ
      • 京菓子・スイーツ
      • 京料理
      • イベント・催事
      • ビジネスニュース
      • 花暦花便り
      • エンタメ
      • ショップ
      • スポーツ
      • 近場でおでかけ
      • 町角のネタ
    • CF的グルメ
      • 京都ラーメン学
      • ラーメン・つけ麺
      • そば・うどん
      • カフェ・コーヒー
      • パン・サンドイッチ
      • 洋食・欧風料理
      • スペイン料理
      • イタリア料理
      • フランス料理
      • ベトナム料理
      • 中華料理
      • 和食
      • 定食・食堂
      • 居酒屋・ダイニングバー
    • 京都人・コラム
      • 五所光一郎:コラム京に癒やされ
      • 五所ブログ:烏丸かわら版
      • 谷口年史:京都ミステリー紀行
      • 木村英輝
      • 高見重光
      • 東郷一重
      • 番外インタビュ
    • 音街京都
      • 京都のライブハウス
      • ClubScene
      • Mojo West Chronicle
      • Mojo History
      • 京都系アーティスト
      • 京都系新人
    • 祭・季節
      • 梅名所 京都
      • 節分祭
      • さくら名所・名木
      • 葵祭
      • 祇園祭
      • 時代祭
      • 洛中洛外観月ポイント
      • 紅葉の特別拝観
      • イルミネーション

    オススメ記事

    • 五山の送り火 今年も縮小で
    • 稲垣尚毅『紡ぐと解く -TSUMUGU TO HODOKU-』
    • くるり「京都音楽博覧会2021」オンライン開催
    • 小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム)
    • 京博「京(みやこ)の国宝—守り伝える日本のたから

    京都ミステリー紀行

    海外で活躍する日本語たち(前編)

    ~枝豆はグローバルおつまみになった~

     「海外で活躍する日本人たち」という特集は珍しくもないが、ここでは「日本語たち」である。
     つまり、英米でそのまま使われている日本語について書いてみたい。

     あれは私が高校生ぐらいのときだろうか、深夜放送でやっていたアメリカのホラーかサスペンスかの一話完結のドラマシリーズで「津波」というタイトルの話があった。まあ、津波が来るぞ~、という恐怖感のドラマではなかったかと思う(実は内容は覚えていない)。
     これで驚いたのは、最初に原題のタイトルが映ったとき、それが

    Tsunami

    となっていたことである。
     津波は英語でもツナミと言うんや~と、すっかり感心してしまったのである。

     さて、翻って現代ではますます多くの日本語がそのまま海外で活躍している。
     かつてはしたり顔で「フジヤマ・ゲイシャ」などと言う人がいたが、その頃でももっと多くの日本語が活躍していた。

    寿司、天ぷら、豆腐は言うに及ばず、ラーメン、焼き鳥もそのまま市民権を得ているのだ。

    Oxford English Dictionaryオックスフォード英語辞典
    Oxford English Dictionaryオックスフォード英語辞典
     食べ物で言えば、過去10年で枝豆、焼きそば、ギョーザというのが何とあの英語辞書の最高峰「オックスフォード英語辞典」(OED)に収録されているのである。
     ふと気がつくと、これらは居酒屋の定番ではないかと思ってしまう。
     そうか、訪日外国人たちが居酒屋に晩御飯を食べに入り、これらにいたく満足して帰ったのではなかろうか。
     これからの季節、居酒屋では枝豆で生ビールという光景が見られるようになるが、あたら疎かに食してはならない。

     海外で活躍する日本人が取り上げられるとき、その人たちが英語を良く喋るのが評価されることがある。それが国際的な日本人だと。
     しかし日本が国際化するというのは英語の喋れる日本人が増えることではなく、日本語分かる外国人が増えることである。日本の国際化とは日本語の国際化である。日本語を学び、日本語が喋れる外国人の増えていくのが日本の国際化なのである。

     つまり、枝豆はその辺でテレビに出ているような有識者よりも日本の国際化に貢献しているのでだ。

     侮りがたし、枝豆!
     諸君、枝豆は心して食そう。

     ちなみに、居酒屋というのも izakaya とそのまま英語になっている。OEDに収録されてますよ。
     こうなると居酒屋というのは税金をつぎ込みゼネコンを儲けさせて建てた国際センターと称するものより、よほど国際化に役立っていることになる。

     10年以上前、知り合いだったイギリス人が「日本食は何でも食べるけど、これだけはダメ」と言っていたのが納豆であった。
     ところが、この納豆もOEDに載ったのである。恐るべし、日本食ブーム。

     文化面で言うと、これはもうご存知、マンガとカラオケ。
     私はイアン・ランキンのミステリ小説で労働者が画面の歌詞を眼で追いながらカラオケで歌っている場面を読んだとき、どこの国も一緒やなと思ってしまった。
     マンガに至っては市バスの中で外国人女性が『あさきゆめみし』を原書、つまり日本語で読んでいるのを見たことがある。これまた衝撃であった。
     
    atarou1 三島由紀夫は赤塚不二夫のファンで、新潮の編集者が原稿をもらいに行ったとき、三島さんが少年サンデーの「もーれつア太郎」を読んでいたのを見て、

    「三島先生がそんなものを読まれるんですか」

    と訊いたら、その三島先生が、

    「君、こういうものを馬鹿にしてはイカンよ。いずれこれが広く認知されて立派な日本文化の一つになるときが来るよ」

    と答えた由。
     今、本当にそうなっている。
     ただし、さすがの三島先生もカラオケまでは洞察できなかったようだ。

     しかし、どうも国際的に活躍する日本語(や日本文化)というのは、政府や学者や有識者が鳴り物入りで広めようとしたものではなく、一般の人(大衆とか民衆とか言われる人たち)が肩肘張らず愛好したもののようである。

     とは言うものの、光あるところには闇がある。
     次回は国際化した日本語の中で、あまり嬉しくないものを取り上げたい。

    【言っておきたい古都がある・84】

     

    Related Posts

    最後に三つの歌

    京都ミステリー紀行 /

    最後に三つの歌

    踏切の自縛霊

    京都ミステリー紀行 /

    踏切の自縛霊

    静原の幽霊

    京都ミステリー紀行 /

    静原の幽霊

    恐怖のアパート・伏見編

    京都ミステリー紀行 /

    恐怖のアパート・伏見編

    イノシシも化けるしカワウソも化ける

    京都ミステリー紀行 /

    イノシシも化けるしカワウソも化ける

    ‹ お寺の未来(完結編) › 海外で活躍する日本語たち(後編)

    季節の特集

    京都さくら散策

    観梅京都2018

    節分
    葵祭特設サイト

    祇園祭

    時代祭



    京都の料理職人


    記事分類

    • ニュースな街ネタ (5,159)
    • 紅葉 (66)
    • イルミネーション (92)
    • 伝統文化・歳時 (685)
    • 京都さくら散策 (230)
    • 祇園祭 (53)
    • 観梅 (34)
    • CF的、京都グルメ (483)
    • 京都ラーメン学 (24)
    • コラム (1,296)
    • 京都サブカル小論 (8)
    • NAKED Eyes (4)
    • REAL FACE (35)

    タグ

    MIHO MUSEUM さくら名木古木 アサヒビール大山崎山荘美術館 アンスティチュ・フランセ関西 ライトアップ 三室戸寺 上賀茂神社 下鴨神社 京都水族館 京都系 京野菜 伏見稲荷大社 八坂神社 北野天満宮 千本釈迦堂 城南宮 壬生寺 大覚寺 嵯峨釈迦堂 平安神宮 平清盛 新風館 日本酒 清水寺 無鄰菴 特別公開 知恩院 神幸祭 節分 紅葉 若冲 葵祭 観梅 豊臣秀吉 還幸祭

    Back to Top

    ClubFame & 京都CF! http://kyotocf.com