紅しだれの神苑散策と観桜茶会/平安神宮
甍の上に桜の花々が咲き誇っているのが見える。
自ずと神苑の中への好奇心が擽られ、期待感が高まってくる。
神苑の桜は三月下旬頃より咲き始め、4月の上旬になると見頃を迎えだす。
南神苑入口で受付を済ませ、潜り入ると、八重紅しだれの巨木に圧倒される。
紅しだれ桜が一面に空を覆っているからだ。
南神苑は、「野筋」(ノスジー入り組んだ細い道筋)と
「遣水」(ヤリミズー幾重にも流れ込んでいる小川)の様式が特色で、
200種余りの植物が紹介とともに植栽されている。
西神苑から小川沿いに鬱蒼とした林間を抜けると、一瞬に視界が開け蒼龍池の風景。
池に浮かぶ珊瑚島までは「臥龍橋」と称する飛び石が配置され、周囲には杜若が群生している。
そして、東神苑に歩みを進めるとその圧倒的な景観に思わず溜息が漏れる。
広大な庭園の池に周囲の風景がとけ込み、立体的で奥行きのある景色が繰り広がる。
泰平閣から望む対岸のその贅沢な光景には言葉を失う。
観桜茶会
平安神宮の崇敬付属団体「澄心会」が奉仕し、紅しだれ桜が見頃を迎えるころにあわせて、恒例のお茶会が西神苑で開催されています。
花見の間の休憩に、一服所望されてみてはいかがでしょう。初めての方のいい機会になることでしょう。
■開催日時:2014/4/1~4/15 8:30~16:00
■開催場所:平安神宮西神苑内の茶室「澄心亭(ちょうしんてい)」
京都市左京区岡崎西天王町
■主 催:平安神宮崇敬付属団体「澄心会」
■料 金:神苑拝観料 大人600円 ・ お 茶 券 700円
■お問合せ:075-761-0221