新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─
新春特集展示「干支を愛でる」。2020年は子年ということで「子づくし」。
鼠にまつわる名品を展示。
干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品に愛らしく描かれるのでしょう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たからです。はじめは鼠が助けたことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビでしたが、インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と豊穣の神様の使いに納まりました。多産の鼠には子孫繁栄の願いも託されます。江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も刊行され、人に懐く鼠も作り出されました。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。子月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術をお楽しみください。
☆★☆★ 新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─ ☆★☆★
■開催日時:2020/1/2~2/2 9:30~17:00 毎週金・土曜日は20:00まで
休館日/月曜日※※ただし1/13(月・祝)は開館、翌1/14(火)を休館
●年末年始:12/25(火)~1/1(火・祝)
■開催場所:京都国立博物館 平成知新館1F-2
〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527
■料 金:一般520円 大学生260円 高校生以下・満70歳以上無料
■お問合せ:075-525-2473
■URL :http://www.kyohaku.go.jp/