BS12ch TwellV『京・ごはんたべ』
世界無形遺産に登録された「和食」。
京都はその源流とも言える伝統の地。
「ごはんたべ」とは、もともとは芸舞妓を連れて外で食事をすることだが、今では、花街だけでなく、一緒においしいものを食べに行こうという気楽なお付き合いや接待などにも使われている。
そんな「ごはんたべ」にふさわしい料亭で、膳にのぼる食材は、季節を少し先取りしたもの。また、旬真っ只中のものや、名残を楽しむものなど、四季折々の恵みとそれを活かしきる調理法。料理の数々に、季節の移ろいを感じさせる工夫がなされ、来る人を五感でもてなしてくれる。番組では、そんな伝統の技に隠された味やおもてなしの文化に迫る。
第十七巻
「美濃吉本店 竹茂楼」
暑気払いの鰻料理
「美濃吉本店 竹茂楼」の創業は享保年間、徳川八代将軍の頃。東海道五十三次の終点だった三条大橋のあたりに、腰かけ茶屋を開いたことに始まります。江戸時代後期には、「川魚生洲八軒」のうちの一軒と、京都所司代から認可を受けています。今回は夏の土用の丑の日に活力をつける鰻の料理。関西流の腹開きではなく、背開きで焼かれた鰻を使い、京都ならではの上質な酢を使った「うなぎの姿すし」などをご紹介します。
第十八巻
「ひろや」
清流を楽しむ川床料理
京都市左京区の貴船にある料理旅館「ひろや」。京の奥座敷として親しまれてきたこの地では、貴船川に沿って20軒ほどの料理旅館や料亭が軒を連ね、夏になると川の上に座敷を設けて涼をとる「川床」が設けられます。今回は、盆に塩を撒き、水鳥の羽を使い清流を描くことによって、まるで鮎が川を泳いでいるかのように仕上げられた「鮎の石庭盛り」などをご紹介します。
放送
第17回、第18回:9月7日、(再放送)9月14日
毎週日曜よる8時30分~9時00分
http://www.twellv.co.jp/program/tabi/gohantabe.html