沙羅の花を愛でる会 / 東林院
通常非公開の本堂前庭は、
十数本の沙羅双樹からなる「沙羅林」で、
見頃になると、青苔に落花の風情が楽しめる。
沙羅は、
長旅と病気で憔悴しきったお釈迦さまが、
2本並んだ沙羅の樹の間に 頭を北に向けて床につき、最期の説法の後入寂されたとき、
いっせいに花開き、その死を悲しんだといわれる縁の木。
そういえば木には花が咲いているような・・・・・
しかし
日本の沙羅はインドのそれとは似て非なるもの。
インドの沙羅は、フタバガキ科の常緑高木で、樹高30メートルに達する大きな木で、
日本の沙羅はツバキ科で、木の高さは10~20メートルと、インドの沙羅には及ばない。
花が似ていたので、夏椿を沙羅と呼ぶようになったとのこと。
苔の上に落ちた白い花に諸行無常の響きあり
沙羅の花を愛でる会
■開催会場:妙心寺塔頭 東林院
京都市右京区花園妙心寺59
■開催日時:2020年6月15日~6月30日 9:30~16:00
■料 金:お抹茶付 1,600円
お抹茶と精進料理付6000円(予約不要)
■お問合せ:東林院 TEL.075-463-1334