足もとに眠る京都―考古学からみた鴨東の歴史―
鴨川の東、比叡山から東山の山麓にひろがる一帯には、1万年前を越える古い時代から、さまざまな時期の遺跡が地中に残されています。本展覧会では、その一帯、「鴨東」と呼ぶ地域で積み重ねられてきた発掘調査の成果を紹介し、歴史の流れをたどります。縄文時代の小さなすまいの痕跡から、壮大な古代寺院、そして中世貴族たちの屋敷跡や生活を物語る品々など、私たちの足もとにねむるさまざまな文化財をご覧いただきながら、身近な地域のあゆみに思いを馳せる機会となれば幸いです。
関連講演会
第1回 5月19日(土)
「足もとの歴史を探る─京大構内発掘40年のあゆみ─」
千葉 豊(京都大学文化財総合研究センター准教授)
「縄文時代の巨木の発掘と研究─北白川追分町遺跡の調査成果から─」
村上由美子(京都大学総合博物館准教授)
第2回 6月2日(土)
「遺跡発掘と自然科学─考古学とつきあって─」
竹村惠二(京都大学大学院理学研究科教授)
第3回 6月9日(土)
「梵鐘鋳造遺構の発掘調査から始まった梵鐘鋳造技術の研究」
五十川伸矢(鋳造遺跡研究会会長)
第4回 6月16日(土)
「中世公家の伝領と吉田地域─勧修寺家本『御遺言条々』を中心に─」
吉江 崇(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)
*会場・時間はいずれも京都大学総合博物館本館3階講演室にて、13:30~15:00*参加無料(ただし、博物館への入館料は必要)[申込不要、先着順]
平成30年度企画展/ 京都大学文化財総合研究センター設立40周年記念・文化財発掘IV
☆★☆★ 足もとに眠る京都―考古学からみた鴨東の歴史― ☆★☆★
■開催日時:2018/2/14~6/24 9:30~16:30
休 館 日/月・火曜日(平日・祝日に関わらず)
■開催場所:京都大学総合博物館
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
■入 館 料:一般 400円(300円) 高校・大学生300円(200円) 小・中学生 200円(100円)
■お問合せ:075-753-3272 E-mail:info@inet.museum.kyoto-u.ac.jp
■URL :http://www.kyoto-arc.or.jp/museum/