清水寺青龍会 -観音加持ー
北の丘地に玄武、南の窪地に朱雀、西の大道に白虎、そして、東の流水出地に青龍
東山山系「青龍」の地に清水寺は位置します。
清水の涌きあふれる音羽の滝に、観音様の化身である龍が夜ごと飛来して水を飲む
...との伝えが清水寺に古くからあります。
さらに本堂の東方に位置する奥乃院の回廊南軒下にある祠に夜叉神が祀られています。
この夜叉神は青龍の地を守り、
清水寺の本尊の守護と共に、京の都を昼夜休みなく警戒し、
人々の悪縁を断ち芳縁を結ぶ神として都の人々に信仰・畏怖されてきました。
青龍会は、この故事と夜叉神への畏怖をもとに清水寺門前会が立ち上げた行事で、
平成12年(2000)、御本尊の御開帳を記念して始まりました。
青龍会は、法螺貝を吹き先布令を行う「転法衆」を先頭に、行道を指揮する「会奉行」、そして観音加持を行う「夜叉神」、さらに「四天王」が龍の前後を守護し、『南無観……』を唱える「十六善神」の神々が続くという大群会行の行道です。
青龍会の行道を参拝される方、十六善神の唱える『南無観……』に唱和される方、観音加持の「八功徳水」の法水を身に受ける方々……。おひとりおひとりのご幸福をお祈りいたします。
清水寺青龍会 -観音加持ー
■開催日時:2018年9月14日~15日 14:00~
■開催場所:清水寺境内及び参道
■料 金:見学無料
■お問合せ:075-551-1234
http://www.monzenkai.com/seiryue.html