京都 東山花灯路2016
花灯路の宵は日本人のDNAが刺激される時空とは言えまいか。
東京・大阪・神戸のイルミネーションの豪華さの対極にある京文化である。
まさに心を癒してくれるやさしさを持っているのだ。
21世紀からはじまる京都の夜の新たな風物詩となることを目指して、平成15年3月から東山地域において、「灯り」をテーマとする新たな観光資源の創出事業である『京都・花灯路』が始まりました。
京都を代表する寺院・神社をはじめとする歴史的な文化遺産やまち並みなどを、日本情緒豊かな陰影のある露地行灯の灯りと花により思わず歩きたくなる路、華やぎのある路を演出しています。
青蓮院から清水寺にかけての4.6Kmにおよぶ散策路には、 2500基もの「露地行灯」の明かりが揺らめき、 京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太、京石工芸、金属工芸などの 伝統技術の粋が凝らされている。
石畳と町家、茶屋風情に味わいある散策を楽しむ最中に、 寺社のライトアップが更に効果をあげてくれている。
神秘に青蓮院光の庭。
存在感と夜空の知恩院三門。
幽玄なせせらぎ、円山公園。
清涼に光る竹林は高台寺圓徳院の境内庭園。
荘厳に迫る八坂の五重塔。
そして、天高く燃え昇華の清水寺伽藍。
京都・東山花灯路 2016
【開催期間】2016年3月12日(土)~3月21日(月・振休)
( 点灯時間 ) 午後6時~午後9時30分
主な事業内容
(1)ロームが灯す「灯りと花の路」
日本情緒豊かな陰影のある、約 2,500 基の LED 電球を使用した露地行灯などの「灯り」とボリューム感のある
いけばな作品の「花」で演出し、思わず歩きたくなる路を創出
(2)京都いけばな協会「いけばなプロムナード」
京都いけばな協会の協力により、「灯りと花の路」沿いに大型花器によるボリューム感のあるいけばな作品を展示
(3)「竹灯り・幽玄の川」(円山公園)
吉水の小川のせせらぎを竹とろうそくを使って幻想的に演出する
(4)京都いけばな協会「現代いけばな展」
京都いけばな協会の協力により、壮大な華の競演が繰り広げられる
(5)「火の用心・お囃子組」(青蓮院~清水寺)
地元小学校の児童が火の用心をテーマにしたわらべ歌を唄い、拍子木、鉦、太鼓を交えた
お囃子を奏でながら、「灯りと花の路」を練り歩く
(6)舞妓による奉納舞踊
詳細は・・・東山花灯路公式サイト
花灯路の夜話 by 五所光一郎
東山界隈をそぞろ歩いて京の味を求める