手づくりの温もりが心に浸みる”愛宕古道街道灯し”
竹を切り、和紙に絵を描き、灯りを作る。半年の期間を掛けて制作されている。
嵯峨美大の学生さんに、地元の高中校生、地域住民が力を合わせての奉仕活動である。
それを無料で見せてくれているのだ。
布教活動よりも先に拝観料を取る時世が永らく続いているが、
地域の人の為したこんな光のほうに納得させられてしまう。
「愛宕古道街道灯し」は、瀬戸内寂聴氏と嵯峨野保勝会、京都嵯峨芸術大学が共につくりあげてきたお祭りです。
化野念仏寺千灯供養への来訪者を迎え入れるため、地域の地蔵盆を盛り上げるため、古い町並みが残る街道沿いに、手作りの小さな灯籠の灯りを点したのがはじまりです。
この灯りは年々大きくなり、子供からお年寄りまで多くの方々とつくる行灯が、いまでは大小800基ほど灯るお祭りになりました。(大きなものは高さ10m近くにもなります。)100年後も続く祭りであるように、みんなでゆっくりと続けられています。
そうした想いをみんなで感じながら、奥嵯峨の幻想的な風景のなかでの静かな時間をお過ごしください。
■開催日時:2018/8/23~8/25 18:30~21:00 点灯式/23日18:30
■開催場所:愛宕神社一の鳥居~清凉寺間の旧愛宕街道 京都市右京区嵯峨鳥居本町
■参 加 料:散策無料
■主 催:嵯峨野保勝会
■お問合せ:075-861-0051
ライトアップでは照らせない奥嵯峨の素顔
愛宕古道街道灯し by 五所光一郎