歴女よ来たれ! 古墳の森で歴史散歩
秋の紅葉シーズンに合わせ、史跡公園が特別公開されます。
京都市指定史跡「大枝山古墳群」(桂坂「古墳の森」)は
桂坂の中心部にあり、
古墳時代後期の円墳13基が現地保存、1基が移築保存
されています。
今回の特別公開では、
14基中3基について内部石室の見学も可能です。
「古墳の森」の駒札(桂坂自治連合会HPより)
平安時代以前に、未開拓地であった嵯峨野の地域で、
農耕、土木、養蚕、機織りの技術を伝え、
古代京都に新しい文化をもたらし、
千年の都をつくる基礎づくりをしたのは
渡来人の豪族・秦氏でした。
「大枝山古墳群」は、
その新羅からの渡来人・秦氏一族の墓といわれています。
「大江山」は、
古くは『万葉集』にも詠まれている名のある地名です。
『小倉百人一首』では、小式部内侍が
「大江山いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立」
と詠み、
『新古今和歌集』では、天台座主慈円大僧正が
「大江山かたぶく月の影さえて 鳥羽田の面に落つる雁がね」
と詠んでいます。
ことほどさように歴史ある、自然に恵まれた大枝・桂坂の地で
一日のんびりも、
なかなかな休日の過し方では……
保存会会員の説明等も交えながら終日開放されます。
火起こし・編布(あんぎん)体験もできますよ。
桂坂「古墳の森」(京都市指定史跡大枝山古墳群)秋の特別公開
■開催日時:2012年11月25日(日)10:00~16:00
雨天決行(荒天中止)
■開催場所:京都市西京区御陵大枝山町四丁目
(桂坂ロータリー北側、桂坂古墳の森公園)
■料金 :入場無料
■事前申込:不要
■お問合せ:京都市文化市民局 文化芸術都市推進室
文化財保護課
TEL.075-366-1498(担当:堀)