平成25年春廣誠院特別公開
二条木屋町、ホテルオークラの裏に建つ廣誠院は、
明治の建設業の発展を担った旧薩摩藩士伊集院兼常が幕末の長州藩邸の跡地に
自らの邸宅として明治25年(1892年)に建てたものです。
後に廣瀬家の手にわたり、臨済宗の寺院として今日までひっそと守り受け継がれてきました。
京都市指定文化財である建物と京都市指定名勝である庭園には近代数寄者として建築造園に類まれな手腕を振るった伊集院兼常の工夫が随所に見られます。
西洋化する明治期の中、洗練された日本の数寄を結集した伊集院兼常の邸宅を特別公開致します。
障子に映る水面
午前中のある時間帯になると、太陽光が庭園の池の表面に反射し、
水紋が書院の障子に映し出されます。
その目を見張る光景は明治の スクリーンと評され、
自然の全てを計算し、空間を作り上げた数寄者伊集院兼常の才覚の極みです。
(期間中の10時半~11時半頃)。
平成25年春廣誠院特別公開案内
公開期間:3月30日(土) ー 4月14日(日)
公開時間:昼 10時~17時/ 夜 18時30分~21時 *入場は閉門30分前まで
夜は東映(株)京都撮影所の協力による夜間ライトアップ
拝 観 料 :600円 入場は入れ替え制、各部に入場料がいります。
主催:廣誠院 共催:特別非営利活動法人 京都文化協会
お問い合わせ
京都文化協会 TEL:075-345-8195
http://www.kyo-bunka.or.jp/