開館1周年記念「何が彼女をそうさせたか」活弁特別版上映
5月18日「国際博物館の日」に、当館は開館1周年を迎えます。これまで試行錯誤しながら無我夢中でやってきましたが、多くの皆様のご支援のおかげで、初めての誕生日を祝うことができます。せっかくならということで、代表の今日に至る「映画の復元と保存」活動の大きな契機になった作品「何が彼女をそうさせたか」を上映することに決めました。昭和5(1930)年に作られた傾向映画の代表作です。
この作品を京都で上映するのは20年ぶり。しかも活弁と生演奏で上映するのは初めてです。登壇いただくのは国内外で活躍されている片岡一郎弁士。当ミュージアムの「無声映画の夕べ」では、第1回、第3回、第6回に出演いただいているほか、昨年の京都国際映画祭2015で、発見され大きな話題となった尾上松之助最晩年の映画「実録忠臣蔵」を大江能楽堂で披露していただきましたので、既に関西でもお馴染みの活動写真弁士です。
キーボードで演奏していただくのは、上屋安由美(かみやあゆみ)さん。桐朋学園大学研究科を修了され、各方面で活躍中ですが、2012年より片岡さんと「無声映画ライブ」でコラボ。薄幸の少女・すみ子が、これでもか、これでもかと味わわせられる人生の苦悩、そして迎える衝撃のラストシーンまで、どのように演奏されるのか、大いに楽しみです。もちろん念願だった、上映当時の映画の主題歌「彼女の唄」も取り込んで演奏してくださいます。
開館1周年記念
☆★☆★☆ 「何が彼女をそうさせたか」活弁特別版上映 ☆★☆★☆
■開催日時:2016/5/22 15:00開演
■開催場所:おもちゃ映画ミュージアム
〒604‐8805 京都市中京区壬生馬場町29-1
■主 催:社団法人京都映画芸術文化研究所
■料 金:一般2000円
■お問合せ:075-803-0033 info@toyfilm-museum.jp
■U R L:http://toyfilm-museum.jp/