歌舞伎×オペラ×能楽☆市川海老蔵特別公演「源氏物語」
市川海老蔵特別公演「源氏物語」
最古のラブストーリーが千年の都で新たによみがえる。
市川海老蔵 ”新・光源氏” 誕生ー
メトロポリタンオペラで活躍するカウンターテナー歌手
アンソニー・ロス・コスタンツォとの競演!
昭和58(1983)年5月歌舞伎座で春宮で初お目見得以来、二十代で何度も光の君を演じてきた海老蔵にとって、『源氏物語』はゆかりの深い演目の一つです。祖父(十一世團十郎)も父(十二世團十郎)も勤めており、「思い入れがないと言えば嘘になります。しかし、日本人が表現する限界を突き破ることで、この公演が現代の方に観ていただく一つの新しい光になればいいと思っています」と、今回はこれまでとは一線を画す『源氏物語』であることを強調しました。
「歌舞伎」、歌舞伎より歴史の深い「能」、歌舞伎と近い歴史を歩んできた「オペラ」、この3者が一緒に舞台をつくり上げることで、「異なる表現のなかで面白いことができるのではないか。ゆくゆくは海外で公演できて、歌舞伎とお能を英語で表現できたら、世界に理解していただける架け橋になるのでは」と語りました。
海老蔵は自主公演の「古典への誘い」で能との共演を果たしていますが、今回は、「六条御息所を歌舞伎で表現すると説明的になってしまうので、幽玄という共通点でお能の方に演じていただきたい」、そして、物語の書き手として紫式部を登場させて「具体的に表現するのが難しい心情を語っていただく」と構想を話しました。演じるのは孝太郎です。
さらに、今回はニューヨークのメトロポリタン歌劇場などで活躍するカウンター・テナー(女声の高音域を歌う男声歌手)、アンソニー・ロス・コスタンツォが出演します。「義太夫のような立場でテーマソングを歌っていただきたい。心底にあるものを、場面に応じて同じ歌を歌い分けていただく」とのこと。「オペラとお能、オペラと歌舞伎、つまり、歌と舞、歌と踊りを取り入れられるように製作中です」。
歌舞伎の垣根を越え、世界を見据えての海老蔵の挑戦は、忘れかけた日本の美、四季の美しさを思い出させる幻想的な舞台となることでしょう。ぜひ南座に足をお運びください。
市川海老蔵特別公演『源氏物語』を語る
新・光源氏の誕生を是非お見逃しなく。
☆★☆★ 源氏物語 ☆★☆★
■開催日時:2014/4/5~4/21
昼の部:13:00~(12:00開場/15:00終演)
夜の部:17:00~(16:00開場/19:00終演)
■開催場所:京都四条 南座
■観覧料金:1等席10000円 2等席8000円 3等席4000円 特別席12000円
■お問合せ:075-561-1155
■U R L:http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/